日本野球連盟(JABA)は5日、米大リーグのダイヤモンドバックスとマイナー契約を結んだパナソニックの吉川峻平投手(23)を
4日付で登録資格剥奪の上、再登録を認めない処分を科したと発表した。
4日の臨時理事会で決定。
最も重い処分に相当し、今後は選手、指導者としても社会人野球で活動できない事実上の永久追放となった。

吉川は5日付で退社届を提出し、同社も了承する方針。
パナソニックによれば、8月24日に公示されたダイヤモンドバックスとの契約は有効で、本人も破棄する意向はないという。
同社はホームページで謝罪し「日本野球連盟からの処分を厳粛に受け止め、今後再発防止に努めてまいります」とコメントを発表した。

JABAの登録規定では、プロ球団と契約するには締結日以前に登録抹消届を提出する必要があるが、吉川は提出前の8月11日に正式契約を結んだ
。また、1月から球団スカウトと複数回接触し、入団交渉を行った。
これが、それぞれ同規定第22条第2項、第15条第1項に抵触し、吉川はジャカルタ・アジア大会の日本代表を辞退していた。

同社の北口正光部長(51)は4日から9か月の謹慎処分となった。

◆吉川がNPB入りする場合 アマ選手がドラフト指名を拒否、もしくはNPB入り拒否の意思を示した上で海外球団と契約した際は、
高卒なら3年間、大卒と社会人選手なら2年間はNPB球団と契約できないという12球団の申し合わせ(田沢ルール)があり、吉川にもこれが適用される見込み。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180906-00000027-sph-base
9/6(木) 6:07配信