篠原涼子(45)が若手タレント時代に出演していたバラエティ番組『ダウンタウンのごっつええ感じ』(フジテレビ系/以下『ごっつええ感じ』)でのセクハラエピソードについて、
9月2日の『行列のできる法律相談所』(日本テレビ系)で語った。『行列〜』のレギュラー・東野幸治(51)と篠原涼子は、若い頃に『ごっつええ感じ』で共演した仲。

篠原涼子が東野に「過酷でしたね」と微笑みかけると、MC担当の後藤輝基(44)が「東野さんに何されたか覚えてます?」と質問。
これに彼女は「キスされたりとか……」と答え、スタジオでは驚きの声が上がった。

東野は「いまやったら“パワハラ”や“セクハラ”だけど、30年前はこれでスタジオ全員笑ってたんですからね?」と弁解。
篠原涼子も「そうなの、笑ってくれるとうれしい」と同意していたが、その後「嫌だけど……」
「東野さんいきなりぶちゅーってきたから、あの味は今でも忘れられない」「結構濃厚」と正直に打ち明けている。

番組では“笑い話”として語られていたものの、当時は本当に嫌だったのだろう。
それほど篠原涼子は、30年前でもどう考えたってアウトな“セクハラ”や“パワハラ”を受けていた。

例えば今田耕司(52)は、コント内で篠原涼子を四つん這いにさせ“尻叩き”を敢行。
さらに彼は、悲鳴を上げる彼女の臀部や股間に顔をうずめている。最後は「だから本番前に“生理か”って聞いたんや」と言ってフィニッシュ。
ほんこん(55)にもキスをされ、松本人志(54)に額を叩かれ、浜田雅功(55)に胸を揉まれるなど散々な目にあっていた。

昨年放送された『another sky -アナザースカイ-』(日本テレビ系)でも、篠原涼子は同番組司会の今田耕司と『ごっつええ感じ』を振り返った。
この時は「楽しかったですよね」「表では『うわーっ』ってふざけてやるけど、裏で『涼子痛かった? ごめんな』って言ってくれる」と明かしていた。

“DV夫”と似たような手口に思えなくもないが、彼女の中では楽しい思い出として残っているのかもしれない。
彼女自身は『ごっつええ感じ』への出演を黒歴史だとは思っていないようで、様々な番組で当時の経験を前向きに語っている。

表で「うわーっ」と“ふざけて”公開セクハラ・パワハラを見せつけるのが普通だった時代。
同様の経験は松嶋菜々子にもあり、若い女性タレントを辱めて喜ぶ下品な文化がテレビ業界で幅を利かせていたのだろう。
当時を知る大御所芸人たちは「最近じゃすぐセクハラだといわれる」と愚痴を垂れ流しているが、表立ってセクハラを放送しなくなっただけ今のほうが良い時代といえる。

http://dailynewsonline.jp/article/1515354/
2018.09.04 23:00 messy / メッシー