2020年東京オリンピック・パラリンピックのボランティア説明会が始まった。

都内で行われた初回の募集説明会には、仕事帰りの人など、およそ230人が参加した。

9月中旬から募集が始まる東京大会のボランティアは、11万人以上が必要で、このうち、競技会場での運営サポートなどを行う大会ボランティアは、10日以上の参加を基本としたうえで、活動時間を1日8時間程度としている。

説明会では、募集要項や活動内容などが紹介され、参加者からは「時間の制約が強いと参加が難しい」といった意見が聞かれたほか、ボランティア休暇の導入や、託児所の整備などを求める声が上がった。

東京都は「働く世代や子育て中、いろんな方が活躍できる環境作りを進めたい」と呼びかけた。

東京オリンピック・パラリンピックのボランティアは、交通費の一定額は支給されるが、宿泊費については、自己負担だという。

働く人たちの反応を街で聞いた。

参加しない・IT関係(20代)は「会社で募集があったんですけど、申し込んでないです」、「(ボランティアは勤務扱い?)特別休暇みたいなのが与えられるらしく、有給の中でボランティアに行く」、「(会社で)選考もあるし、いろいろ準備もしないといけなさそうだし、自費だし。結局、総合的に考慮してやらない」と話した。

参加しない・販売業(40代)は「自分がその時に『きょうは参加してみようかな』みたいな感じだったら参加しやすいが、普通に仕事があるので、その兼ね合いの中で、なかなか難しい(1日)8時間というのも」と話した。

参加したい・IT関係(50代)は「五輪って大きなイベントで、それが東京であるので、参加できればとは思っていた。(条件は大丈夫?)突発的には無理だが、事前に(会社と)話をすれば、十分いけると思う」と話した。

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