2016年リオデジャネイロ五輪体操女子代表、宮川紗江(18)が8月31日午前、日本テレビ系「スッキリ」に生出演し、
パワハラを「嘘だ」と否定する日本体操協会の“女帝”と呼ばれる塚原千恵子女子強化本部長(71)や夫の光男副会長(70)に再反論。
千恵子氏について「意地悪だ」と言及。選手の選考などで不公平があることをあらためて強調した。

番組冒頭、「皆様に真相を伝えられればいいなと思ったので出演した」と宮川は話した。

記者会見でパワハラを訴えた宮川に対し、塚原光男副会長は30日、会見を「全部、嘘」などと全否定し、千恵子女子強化本部長も「主張には嘘もある。
高圧的な話し方はしていない」などと反論した。これについて宮川は「協会は否定してくるだろうとは思っていたがまさか全部嘘といわれるとは思っていなかった」と吐露した。

無期限登録抹消処分になっている速見佑斗コーチ(34)の暴力行為について認めた上で、弁護士が「1年前にあったことについて無期限登録抹消の処分は重すぎる」と述べた。

また宮川は、千恵子氏から「『暴力の事実を認めないとあなたが厳しくなる。五輪にも出られなくなる』と言われ、五輪は夢であり目標なので、そのときは頭が真っ白になった。
何も考えられなかった」といい、千恵子氏には現役、引退選手問わず、多くの選手が同じ疑問を抱いていると説明した。

「海外派遣も順番を飛ばされて2年連続で行かせてもらえなかったし、NTC(味の素ナショナルトレーニングセンター)の利用制限も掛けられていたので、そこに関しては何でかなと思っていた」と話した。

千恵子氏の態度について「本部長は言うことを聞く人聞かない人で差別というか、聞く人にはすごくいいことをして、
聞かない人には意地悪をするというのが話を聞くと昔からあったそうなので、反発というか自分の考え、コーチの考えを伝えたら、言うことを聞かないというふうに捉えられてしまったのかもしれない」と述べた。

さらに宮川は「2020東京五輪特別強化選手」制度に関して不公平だと主張。「ナショナル選手もいるが、日本選手権で予選通過しない選手や、ジュニア大会で何百番という選手も入っている。
そういう選手でも『2020』に属している人が優先的に海外派遣されたり、予選を通過していないのに、推薦枠で全日本選手権に入れたりしている」と不公平な実情を明かした。

最後に宮川は「早く思い切って自分の大好きな体操をする、練習したい。早く真実が明らかになって体操協会が新体制になって、よりよい体操界になっていってほしい」と訴えた。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180901-00000016-ykf-spo
9/1(土) 16:56配信

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