芸能人の海外留学宣言が相次いでいる。タレント、ウエンツ瑛士(32)や、モデルのダレノガレ明美(28)が
演技や語学の勉強のために海外に渡ることを明らかにしているが、これにはメリットもある分、デメリットも少なくない。
それでもなぜ、彼らは海外に行くのか。

ウエンツは28日、出演する番組の生放送で、9月いっぱいで芸能活動を休止し、1年半の予定でロンドンに留学することを明らかにした。

「演劇の本場ロンドンのウエスト・エンドの舞台に立つ夢を語っていますが、自分もミュージカルに出演する中で『このままでは生き残れない』と感じていたと報じたメディアもあるほど。
実際いまや国内のミュージカル俳優はどんどん増えており、競争が激しくなっています。
ウエンツは現在、舞台への思いが強く、自分なりの武器を手に入れたいと考えるのは当然です」と演劇関係者。1年半という留学期間の長さも、その思いの現れだという。

ダレノガレ明美の場合は、「語学勉強のために2週間の短期留学をする」ということで少々事情は異なり、
自身もウエンツの留学を知り、ツイッターで「ウエンツくんすごい…。私の2週間留学とか留学に入らないやん!」と自虐コメント。
ただ休業できないという事情もあるようだ。

海外留学については賛否あるようで、「本場の演技を学ぶという面では、箔をつけて帰国できるので舞台に出る上ではメリットもあるでしょう。
しかし、留学することで一時的に露出が減ることは大きなデメリットになる。ウエンツのようにバラエティーでも活躍するタレントは特にそう。
すぐに代わりのタレントが出てくる。帰国したときに、すでに居場所がなくなっている怖さはある」とテレビ局関係者はみる。

そして、こう続ける。 「元AKB48の大島優子(29)は昨年8月から、語学留学のため、1年間にわたってニューヨークで生活しています。
この秋には帰国し、来年1月には舞台で本格復帰する予定ですが、1年間メディアに出ていないだけでも“過去の人”になりかねない。語学留学にはそんな危険がある」とも。

移り変わりの激しい芸能界。長く不在にするという選択が吉と出るか、凶と出るか。それは帰国後にはっきりするだろう。

http://news.livedoor.com/article/detail/15243472/
2018年9月1日 16時53分 ZAKZAK(夕刊フジ)

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