安室奈美恵(40)のラストステージが9月15日に沖縄コンベンションセンター(宜野湾市)で開催されることが22日発表になった。

 16日の引退当日は宜野湾で本人出演のないライブ上映会と花火大会が予定されていたが、その前夜祭に登場するというサプライズ発表である。フェス形式の音楽ライブで、沖縄と安室にゆかりのある、BEGIN、平井堅(46)、MONGOL800らも出演。「安室さんの出演に関しては社内でもごく一部の人しか知らない、トップシークレットでした」(共同開催の沖縄タイムス担当者)という。

 ファンの間では「ついに安室降臨!」と大騒ぎ。ところが、会場の収容席数はたったの5000席。ドームツアーのチケットですら入手困難なのに、プレミアどころではない競争率である。22日正午にファンクラブ限定の抽選申し込み受け付けが始まるや、アクセスすらできない状況が続いたという。

 地元・沖縄の新聞各社では安室関連のイベントや特集が本人協力のもと催され、盛り上がりを見せている。琉球新報社では独自で撮影した安室の写真や事務所から借りた写真、映像などを集めて無料の企画展を22日から開催。独自企画に安室側が協力するのは沖縄だけだ。
31日には企画展会場でラジオ番組も予定している。また紙面では黒木メイサ(30)らビッグネームが登場する“安室を語る”インタビュー連載を開始している。

「有名人の方々が取材に快く協力してくださって好評。引退日までに別途特集紙面も予定しています。また、安室さんにありがとうを伝える名前入り広告を1人2000円、収益金から募金する形で1000口を募集中ですが達成間近。安室さんは“沖縄の宝”ですから、
沖縄や各所に還元できる形でご協力をいただいています。今後、サプライズ企画も予定しています」(担当者)という。

 沖縄タイムス社では、「安室さんに向けた新聞広告のクラウドファンディングが目標の300万円をはるかに超えた479万円で着地しました。発起人の方々の声は紙面で掲載しましたが、感謝の気持ちをどう伝えるか検討中です」(担当者)。

 8日に死去した翁長雄志沖縄県知事(享年67)に異例のおくやみのメッセージも記した安室。引退セレモニーは“オール沖縄”で幕を閉じる。

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