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2018/08/24(金) 07:50:08.42ID:CAP_USER9***
美しいカリブ海を背景に新たな夢を語る本田――そんな映像が流れたのは、インターネットテレビ局「AbemaTV」の生中継である。
「新しい目標になるんですけど、2年後の東京五輪を目指して現役を続けようと思っています」
不敵な笑みを浮かべながら本田はこう宣言した。
五輪の男子チームは23歳以下の選手で構成されるが、年齢制限のないオーバーエイジ(OA)枠がある。リオの場合は3枠だった。本田はそこを目指すというのだ。
日本サッカー協会技術委員長としてリオ大会に関わった霜田正浩氏によると、
「OAを使う、使わないは、監督と技術委員長が話し合い、最終的には協会が判断します。ただ、大会によってレギュレーションが変わります。なので、東京五輪ではOAがなくなるという可能性だってあります」
のっけから本田の夢を打ち砕くようだが、最悪のケースは脇に置いて、日本代表OA枠のこれまでの経緯とリオでのレギュレーションを叩き台に、その実現可能性を検討してみよう。
まず、過去に日本がOA不在だったのはアトランタと北京の2大会のみ。森保一代表新監督もOA起用には前向きな発言をしている。
人気だけでは無理
もっとも、
「一般的にOAは、23歳以下で埋められなかった穴を埋めるために使うもの」
とスポーツ紙デスク。
「ですから、年齢制限がないといっても、若い選手たちが萎縮しないよう、OAはせいぜい1、2歳上のことが多い。日本のこれまでの最年長は30歳ですが、2年後の本田は34歳です」
つまり、年齢的に前例がない。加えて、
「本田が得意とするトップ下というポジションは、23歳以下に堂安律、久保建英らがひしめいている上、OAでも香川真司らライバルはいくらでもいる。A代表でレギュラー陥落した本田が渡り合えるとは到底思えないのですが……」(同)
ポジション以前に、プレースタイルにも難がある。
「ここ数年の本田は、キープ力が衰え、パスミスも増えました」
と苦言を呈するのはドイツサッカー協会公認S級コーチの鈴木良平氏である。
「そもそも本田はスピードのある選手ではなく、切り替えの早い現代サッカーには適応していない。東京五輪は猛烈な暑さの中で行われるでしょうから、彼のような動けない選手を加えるのはむしろマイナスです」
では、本田のセールスポイントである“人気”はどうか。ハリルホジッチ監督解任の際、“本田らスター選手を起用しない監督に対してスポンサーが待ったをかけた”という噂があったが、
「東京五輪は放っておいても盛り上がるので、スポンサーは何も言わないでしょう」(先のデスク)
真夏の夜の夢。
「週刊新潮」2018年8月16・23日号 掲載
8/24(金) 5:57配信
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180824-00547193-shincho-socc