2018年8月9日 14時42分

プロ野球 楽天のジャフェット・アマダー選手がドーピング検査で禁止薬物に陽性反応を示し、NPB=日本野球機構はアマダー選手を6か月の出場停止処分としました。

これは9日にNPBが記者会見して発表しました。

それによりますと、アマダー選手は6月13日に仙台市で行われた交流戦の中日戦のあとにドーピング検査を受け、利尿薬の一種で禁止薬物を隠蔽する効果があるため使用が禁止されている「クロルタリドン」と「フロセミド」の2つの薬物に陽性反応が出たということです。

NPBはアマダー選手を9日から6か月の出場停止処分とすることを決定し、球団を通じて本人に通告したということです。

プロ野球でドーピング検査による違反が明らかになったのは、7年ぶりで5人目となります。

・楽天の主力として活躍してきたアマダー選手

ジャフェット・アマダー選手はメキシコ出身の31歳。

地元、メキシコのリーグで最多ホームランなどのタイトルを獲得し、2016年に楽天に入団しました。

身長1メートル93センチ、体重135キロの大きな体を生かした豪快なスイングが持ち味の右バッターで、1年目はホームラン9本にとどまりましたが、2年目の去年は121試合に出場し、ホームランの数を23本に伸ばしました。

今シーズンもここまで62試合に出場し、打率2割6分9厘、ホームランはチームトップの20本、42打点の成績を残すなど主力として活躍していましたが、今月3日に1軍の出場選手登録を抹消されていました。

・禁止薬物とは

NPBによりますと、アマダー選手から陽性反応があった薬物のクロルタリドンとフロセミドは、ともに体内に存在しない物質で、利尿効果があります。

ほかの禁止薬物を使った際に、それを隠蔽する効果があり、WADA=世界アンチドーピング機構の禁止薬物に指定されています。

・プロ野球 過去の違反事例

プロ野球では、これまで4人の選手がドーピングに違反したとして処分を受けています。

2007年には、当時、ソフトバンクのガトームソン投手が、使用していた発毛剤に禁止薬物が含まれていたとして20日間の出場停止処分を受けました。

2008年には、当時、巨人のゴンザレス選手が興奮剤に陽性反応、当時、ヤクルトのリオス投手が筋肉増強剤に陽性反応を示したとして、ともに1年間の出場停止処分を受け、球団から契約を解除されました。

また、2011年には当時、中日の井端弘和選手が目の治療のため服用していた薬の中に禁止薬物が含まれていたものの使用するのに必要な申請が行われていなかったため、「けん責処分」を受けました。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180809/k10011570741000.html

★1:2018/08/09(木) 14:07:22.96

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