【球界ここだけの話】

右肘炎症のため2軍で別メニュー調整を続けている日本ハムのドラフト1位・清宮幸太郎内野手(19)が、ようやく実戦に復帰する見通しとなった
高校通算111本塁打を放ち、鳴り物入りでプロの世界に入ったが、1軍での成績は23試合で打率・174(69打数12安打)、1本塁打、2打点(8月7日現在)。
ここまではケガや体調不良に苦しんできた。

1月の合同自主トレで右手の親指を痛めた影響で、米アリゾナ州での1次キャンプではフリー打撃を行えなかった。
巻き返しを期した沖縄・名護市での2次キャンプではフリー打撃を始めた矢先に急性胃腸炎を発症。
さらにオープン戦に帯同していた3月中旬には限局性腹膜炎で入院を余儀なくされ、開幕2軍スタートとなった。

1軍に昇格したのは5月2日。同9日のオリックス戦で初本塁打を放つなど、
デビューから7試合連続安打を記録したものの、その後は1軍の投手の対応に苦しみ、同28日に2軍に降格した。

そして、7月9、10日のソフトバンク戦(東京ドーム)で1軍に復帰したが、いずれも代打での出場。守備に就くことはなく、再び2軍行きとなった。
右肘の違和感はその頃からあったといい、「肘が悪くなければ、あの2試合は先発する可能性もあった」と球団関係者は言う。

2軍では39試合で15本塁打(8月7日現在)。
驚異的なペースで本塁打を量産する半面、さまざまなアクシデントに見舞われてきた1年目の清宮。
右肘の経過も順調で実戦復帰の見通しがたった今、一気にペースを上げなければいけないだろう。

巨人や米大リーグ、ヤンキースなどで活躍した松井秀喜氏は1年目の1993年、夏場以降に1軍で活躍して11本塁打。
翌年のレギュラー獲得への足がかりをつくった。
清宮もここから真価を発揮できるか。正念場を迎えている。(片倉尚文)

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180808-00000542-sanspo-base
8/8(水) 15:00配信

https://www.youtube.com/watch?v=FIXJlOyH64Y
清宮 幸太郎 1号 ソロ ホームラン 2018年5月9日

https://www.youtube.com/watch?v=nRgjhCG-aas
清宮幸太郎 応援歌