https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180802-00232138-toyo-bus_all

隔週火曜日連載の「ミセス・パンプキンの人生相談室」で人気のミセス・パンプキンが、番外編コラムをお届けします。
 国内のアマチュアボクシングを統括する「日本ボクシング連盟」に対し、役員や元選手ら333人が日本スポーツ振興センター(JSC)や日本オリンピック委員会(JOC)などに告発状を提出したのは7月27日のこと。今、この問題がテレビのワイドショーなどでは大きな話題になっています。

「、、、そろそろ潔く辞めましょう」

 今回、告発により明るみになった日本ボクシング連盟の腐敗ぶりは、日大アメフト問題やレスリング協会の前強化本部長によるパワハラ問題と類似点は多いですが、決定的に違う点があります。

 決定的に違う点は、その「ルール違反」と「恐怖政治」が全国組織に及んでいたこと。私が一番ショックを受けたのは、7年以上にわたって行われてきたこの蛮行が、2度目の夏季オリンピック開催を目の前に控えた先進国・日本で行われていたということです。

■「、、、そろそろ潔く辞めましょう」

 WBA世界ミドル級王者・村田諒太氏は自身のフェイスブックで「、、、そろそろ潔く辞めましょう。悪しき古き人間たち、もうそういう時代じゃありません」「新しい世代に交代して、これ以上、自分たちの顔に泥を塗り続けることは避けるべきです」と、痛烈に日本ボクシング連盟を批判しています。

 日大の田中英壽理事長が、あれだけの大きな事件があった後でも一度も公に語ることをせず、その座に居座り続けられる前例があるだけに、この村田選手の言葉に代表される結果(=辞任)こそ、今一番求められていることだと思われます。

 スポーツの魅力はいろいろあると思いますが、過酷な鍛錬にも耐えて技術の向上を目指す事が出来るのも、「ルールが絶対的に公正であること」が前提としてあると思います。ルールが公正だからこそ、敗者も潔くその結果を受け入れる事ができるのです。

 近年、スポーツ観戦者も増えていますが、それも絶対的に公正なルールの下で競われているからこそ観戦を楽しみ、応援し、僅差による勝者にも敗者にも感動し、惜しみなく称賛を送る事が出来ているのです。このルールが公正でないなら、文字通りの自殺行為です。

 メディアで取り上げられている「奈良判定」に、唖然としました。山根明会長出身の奈良県の選手に勝つには「倒す」しかないという評判の中で、2016年のいわて国体では、奈良県の選手を2度もダウンさせた岩手県の選手が負けたのでした。

 素人目にも、試合結果まで操作されたと言われても仕方がない判定でした。この時の岩手県の選手は応援してくれている親たちに「ごめん」と謝り、選手生活を辞めたそうです。

(略)


参考
【ボクシング連盟・助成金不正流用疑惑】在日コリアン出身会長の不正判定と横領疑惑に揺れる日本ボクシング界★5
http://asahi.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1533197355/