30日から、バドミントンは中国南京で世界選手権が始まるが、
その直前の24〜29日に、今年から3年間の予定で開催されているのが、秋田マスターズ。
日本開催ではジャパンオープンに次ぐ規模になり、格付けもSuper100。
当然、世界選手権に出場する日本のA代表と、世界のトップクラスはパスしているのだが、
そのトップクラスの「次」を伺う選手が集まる大会となっている。
 
https://www.badspi.jp/201807260220/
秋田の地域色を生かした出店もされている会場 
 
男子シングルス、男子ダブルス、女子ダブルス、女子シングル、混合ダブルスの順に、
12時からそれぞれ決勝と表彰が行われる予定。
 
男子シングルスはタイとインドネシアの選手になったが、
男子ダブルスは、橋本/佐伯ペアvsインドネシア組。
混合ダブルスも、栗原/権藤ペアvsインドネシア組となっている。
 
女子シングルスと女子ダブルスは、日本勢同士の対戦となった。
女子シングルスの高橋沙也加は、先週のシンガポールオープンで優勝したばかり。
B代表だが、今年は3大会で優勝しており、世界ランクも12位、国内3位だ。
 
対する漆崎真子ウルシザキマコ選手は、山陰ごうぎん所属の26歳。
2015社会人準優勝はあるものの、昨年はケガで目立った実績はないが、
今年は全日本実業団とこの大会で、A代表の川上紗恵奈を破っており、
粘り強いプレーで、決勝まで勝ち進んできた。
 
女子ダブルスは、シンガポールオープン決勝と同じ顔合わせ。
櫻本絢子サクラモトアヤコ/高畑祐紀子のサクタカペア(ヨネックス、世界14位)vs
志田千陽シダチハル/松山奈未のシダマツペア(再春館、世界45位)。
 
両組とも20〜22歳の若いペアだが、急速にランクを上げており、東京五輪レースにさえ参戦する勢いだ。
特にサクタカペアは、今年に入って国際大会7つですべて決勝進出。
唯一負けたのが、大阪IC決勝での福万/与猶戦のみで、
豪州NZカナダシンガポールに続いて、5連覇に王手をかけている。
シダマツペアも、得意の元気で明るく速いプレーで、2週連続決勝に勝ち上がった。
 
高橋沙也加、サクタカペアともに、
明らかに実力的にはA代表でもおかしくない成績なのだが、
世界選手権でも同一国は4つまでと、出場枠があり、
日本女子はそれ以外の上位陣もランクが高く強いため、簡単に上げてやれない嬉しくも悲しい状況だ。
 
【バドミントンスピリット】 
https://www.badspi.jp/201807290100/

【秋田魁新報】 
https://www.sakigake.jp/news/article/20180728AK0032/