米ニューヨークの主要タブロイド紙「ニューヨーク・デイリー・ニューズ」(ニューズ紙)で23日、
編集部門約80人のうち、編集長を含め、半数の40人余りが一斉に解雇された。
ニューズ紙は今後、犯罪報道などの速報を重視し、デジタル部門を強化していくという。

経営悪化に苦しみ、全米の新聞社でリストラの波が広がっていることが、最新の調査でも明らかになっている。

米メディアの報道によると、従業員らは23日午前9時にマンハッタンのオフィスに集められた。
スポーツ担当34人中25人のほか、ほとんどのカメラマンが解雇を告げられたという。

人事部から従業員に送られたメールには会社側から、今後の方針として「速報重視」で、
特に事件や裁判、公共性の高い話題に焦点を当てるとの説明が記されていたという。

ただ、米政治専門紙ポリティコなどは、人員の大幅減によって、
ニューズ紙が得意としてきた地元行政の汚職などを追及する調査報道が今後は少なくなる可能性を指摘している。
https://www.yomiuri.co.jp/world/20180725-OYT1T50019.html?from=ytop_main7
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昨年12月、大谷翔平選手(現エンゼルス)側がヤンキース入りを断ったことを報じる同紙の一面。
「WHAT A CHICKEN!」(なんて臆病な!)と非難した
https://www.yomiuri.co.jp/photo/20180725/20180725-OYT1I50009-L.jpg