イタリア・セリエBのチェゼーナが、破産したことが明らかとなった。

82年の歴史を持つチェゼーナ。1973-74シーズンに初めてセリエAに昇格すると、1975-76シーズンには6位で終え、UEFAカップの出場権を獲得。以降はセリエAとセリエBを行き来していた。

2010年にはDF長友佑都が初の欧州挑戦先として選んだこともあり、日本でも馴染みのあるチェゼーナだが、選手への給与未払いなどの問題により6月30日が締め切りだったセリエBの登録申請が拒否されていた。さらに、長友の取引などに不正行為が見つかったため罰金処分を受け、脱税容疑もかけられるなど、クラブの財政状況は危機にひんしていた。

検察庁は、破産訴訟の際にチェゼーナから提出された債務回収計画に否定的な見解を示していた。そして16日の理事会の後、クラブは破産申請の手続きを行ったことを発表。8月9日の公聴会の後で、正式に破産が決定する見込みとなった。これにより、チームはセリエD(4部)以下から再スタートすることになる。

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