タイ北部チェンライ県の洞窟に閉じ込められた少年とコーチ13人の救出劇を描く映画企画で、監督に『グランド・イリュージョン 見破られたトリック』や『G.I.ジョー バック2リベンジ』のジョン・M・チュウが決定したとDeadlineなどが報じた。

 制作会社アイヴァンホー・ピクチャーズのジョン・ペノッティ社長が、映画化企画のために現在タイの海軍や政府とも交渉中であることを明かしており、『クレイジー・リッチ!』の公開(9月28日)も控えるチュウ監督がメガホンを取る模様。アジア系アメリカ人であるチュウ監督が自ら、この素晴らしく感動的な救出劇で、ハリウッドのホワイトウォッシング(米映画業界で、白人以外の役柄を白人で配役すること)を避けるために名乗りを上げたようだ。

 先日、制作会社ピュア・フリックスの共同創業者マイケル・スコットが同救出劇の映画化に興味を示し、救出ミッションに関わったダイバーや救出された少年たちの家族にコンタクトを取って、映画化権の獲得に動いていると報じられていた。(細木信宏/Nobuhiro Hosoki)


2018年7月15日 21時19分
https://www.cinematoday.jp/news/N0102206