これが、天才作家ではなく天才漫画家の話ならば、文句はない
文句はないが・・・

文学の話は横に置いて、純粋に一個の漫画として見ても、ひどいよコレ
主人公、分裂症じゃねえか
主人公がパイプ椅子で男を殴打する場面を目撃した主人公の友人の感想が、「正直かっこいいと思った」
エッ?かっこいい?
意味がわからない 本当に意味が分からない
仮に自分が作中の人物だったとして、そのように思う?
現実にそんな場面に女の子が出会えば、恐怖に身がすくむだろうし、そんな主人公を恐れるようになるでしょ

全編、生きている人間はそういう状況において、そういう感じ方はしないという感じ方と、
そういう行動はしないという行動の連続

本当に、登場人物たちの心理、行動についていける読者がいるのだろうか?
いるから、映画になるくらいに売れているのだろうが・・・