>>184
太平洋戦争を題材としたフィクションはかなりあるね
太平洋戦争文学という一ジャンルになっているといえる
大物作家の手になる有名な作品としてすぐ頭にうかぶのは、
『野火』『ひかりごけ』『麦と兵隊』『帰らざる夏』『海と毒薬』などなど
無名作家の作品まで入れれば相当な点数にのぼるだろう

『野火』『ひかりごけ』『麦と兵隊』『帰らざる夏』
は、いずれも作者自身の戦争体験がベースにあるが
『海と毒薬』は作者の実体験には基づかず、取材による
『海と毒薬』のテーマは、実際の事件を題材にしなくても
書けたのではないか、と、個人的には思うが、作者自身にはどうしてもこの
事件でないとダメだという何かがあったのだろうか