2018/7/ 6 20:16 j-cast
https://www.j-cast.com/2018/07/06333168.html

大ヒットしたテレビアニメ「おそ松さん」について、「深夜!天才バカボン」の細川徹監督(46)が、自分がアイデアを出したのにそうでない扱いを受けていると、ツイッターで不満を漏らした。

この発言に、おそ松さんのファンらから反発も出て、細川監督は、配慮が足りなかったと謝罪した。

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「おそ松さん」第1話は、細川監督の企画が元だとも

「深夜!天才バカボン」は、テレビ東京などで2018年7月10日から放送がスタートする予定。

それを前に、細川監督は、このアニメを自らのツイッターでも売り込んでおり、おそ松さんのことはその中で飛び出した。

7月5日のツイートによると、細川監督が構成を手がけたアニメ「しろくまカフェ」が13年3月で放送が終わると、「同じ声優チームで新番組をやらないか」と呼びかけがあり、細川監督は、「深夜!天才バカボン」をまず提案した。しかし、「バカボンではなく、『おそ松くん』はどうか」と言われ、主人公の六つ子を大人にした「おそ松さん」はどうかと、最初の会議で言い出したという。

細川監督は、企画書のほか、24話の構成と8話まで脚本を書いた。その後、細川監督は「おそ松さん」から降板したが、自分が考えたことは使わないことを条件に、自分のクレジットは載せなくていいと伝えた。

ところが、「おそ松さん」のタイトルと大人になる設定は使わせてほしいと頼まれ、細川監督は、すでにアニメ制作の作業が進んでいたため、仕方なく折れる形になった。結果として、「おそ松さん」の第1話は、細川監督が書いた1話の構造と2話のネタが合体していたという。

「『おそ松さん』に似ていると言われ言いたくなった」

これに対し、細川徹監督は、「俺が考えた事がびっくりするほどないことになってる」とツイッターで不満を漏らし、「面白いことを考える仕事してる身としては、ストレス」だと今回ツイートした理由を明かした。さらにまた、それ以上何かアクションは起こさないことも示唆した。

「済んだ話です。盛り上がったのは現スタッフの皆さんの力でしょう。俺も結果、こうして昔からやりたかった深夜バカボンをやれているのでうまく回るのでしょう」
一連のツイートは、おそ松さんのファンらの間で話題になり、「悔しかったんだろうな」と理解を示す向きもあったが、疑問や批判も次々に寄せられた。

「松をsageてバカボンはみたいな話してる」「観てた人達が嫌な気持ちになるのわからないのかね?」「内輪揉めは内輪だけでやってくんねーかな」「正直バカボン見る気が少し失せてしまった」...
これに対し、細川監督は、「深夜!天才バカボン」が「おそ松さん」に似ていると言われるので言いたくなったとツイッター上で説明し、「ファンのみなさんがどう感じるかは配慮してませんでした。申し訳ない。やり方、いい方、俺の間違いでした」と謝罪した。

今回は、「おそ松さんと比較して、どうのではなく、バカボンを面白くしたいという話です」とし、「とにかく面白いものを作ることだけをがんばります」としている。