日本で幼少期を過ごした人なら、プールの後で目を洗うのはごく自然な行為。ゴーグルを着けるようになった現在でも、洗眼を行っている学校は多い。しかし、眼科医からするとこれはNG行為だ。

 目は“ムチン”という粘液系の物質で守られているのだが、2秒以上洗眼するとムチンが洗い流され、デリケートな角膜が傷ついてしまう恐れがある。

 プールの水には目を傷つけるさまざまな要素が含まれ、洗眼しないと結膜炎になることもあったが、それははるか昔のこと。最近は衛生管理が行き届き、結膜炎を発症する可能性は極めて低いのだ。プール後の洗眼は不必要! どうしても気になるなら目薬をさしましょう。

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