今季6季ぶりにドイツ1部に復帰するデュッセルドルフが、柏のFW伊東純也(25)の獲得に乗り出していることが6日、分かった。
関係者によると、既に完全移籍での正式オファーを提示している。

スカウト担当がJリーグのW杯中断前の3試合を視察。
今夏の市場でハノーバーに移籍した日本代表FW原口元気(27)の穴を埋める存在として期待している。

伊東はスピードに乗ったドリブルが武器。今季、柏ではリーグ15節終了時点で全試合に先発して3得点している。
昨年12月の東アジアE―1選手権で日本代表に初選出され、同9日の北朝鮮戦で国際Aマッチデビューを果たした。

当時のハリルホジッチ監督から「伊東はボールを持ったら仕掛けることができる。1対1で相手を抜ける選手は(日本には)多くはない」と名指しで評価されたが、
3月のベルギー遠征は招集外。指揮官が西野監督に交代したW杯メンバーからも落選した。

伊東はスペイン1部など複数クラブから獲得に興味を示されている。目標に掲げる22年W杯カタール大会に向けて海外で経験を積む必要性を感じている一方で、
2年半在籍してJリーグ屈指のアタッカーの地位を築いた柏への愛着も強いという。今後の動向から目が離せない。

◇伊東 純也(いとう・じゅんや)1993年(平5)3月9日生まれ、神奈川県横須賀市出身の25歳。逗葉高、神奈川大と経て、15年に甲府入り。
1年目で30試合4得点を記録し、16年に柏に完全移籍した。J1通算113試合20点。国際Aマッチ通算3試合0点。1メートル76、68キロ。右利き。血液型A。

▼フォルトゥナ・デュッセルドルフ 1908年創設。33年のドイツ選手権優勝など63年のブンデスリーガ創設前から強豪として知られた。
79、80年にドイツ杯を連覇。昨季2部で優勝し、今季は6季ぶりに1部に復帰する。09〜10年に結城耕造、13〜14年に大前元気、昨季は原口元気、宇佐美貴史が在籍。
本拠はエスプリ・アレーナ(収容5万1500人)。フリートヘルム・フンケル監督(64)。

スポニチ 7/7(土) 8:30配信
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180707-00000059-spnannex-socc

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