英BBC放送 日本代表の奮闘称賛 解説のクリンスマン氏、原口のカウンター攻撃「真のトップクラス」

 2日に行われたW杯ロシア大会決勝トーナメント1回戦ベルギー対日本を中継した英BBC放送では、日本代表の奮闘を称賛する声で溢れた。

 BBC放送(電子版)は「2カ月前にバヒド・ハリルホジッチ前監督を解任し、W杯開幕前に西野朗監督が就任した。日本の大きな賭けは報われたようだ。
1966年のW杯イングランド大会での北朝鮮、2002年のW杯日韓大会での韓国に続き、日本はアジア勢で3番目となる8強進出に進みそうだった」と伝えた。

 また、同局の中継番組で解説を務めた元ドイツ代表監督のユルゲン・クリンスマン氏(53)は「日本の敗退を悲しく思う。
しかし、彼らは顔を上げて帰国するだろう。最後まで戦い、自分たちの強さを証明した。70分まで彼らが勝者になるように見えた」と称賛。
その一方で、「ベルギーが試合の流れを変えた。選手交代が決め手になった。日本は最後の2分間を後悔するだろう。
FKやCK時にすべてを前方に進め、後方部が少しオープンになりすぎた。94分の時点で選手たちは疲れていて、延長戦を考えたのだろう。こういうときにミスは起こる」と分析した。
また同氏は、原口元気(27)が決めた日本のカウンターアタックを「トップクラス。真のトップクラス」と絶賛した。

 さらに、元イングランド代表DFのリオ・ファーディナンド氏(39)は、日本の2点目となった乾貴士(30)のゴールを「香川真司(29)が落ち着いてボールをキープし、乾が美しいシュートを決めた」と褒め称えた。

 試合中継のプレゼンターを務めた元イングランド代表FWのガリー・リネカー氏(57)は「日本は気の毒。非常に良いプレーを見せた。素晴らしい試合だった」とコメント。
試合中には「(決勝トーナメント1回戦で)日本がイングランドと対戦しなくてよかった」とツイッターでつぶやいた。

 元イングランド代表FWのアラン・シアラー氏(47)は「とくに後半はエンターテイメント性に溢れ、素晴らしかった。日本もよかったし、追い上げたベルギーも優れていた」と試合を褒めた。

 英BBC放送(電子版)では、視聴者が選ぶベルギー対日本戦の選手採点を掲載。得点を決めた乾貴士が8.41の高評価でMOMに輝いた。
さらに、英紙デーリー・メールは、ベルギーの決勝点となったカウンターアタックが9.94秒の速さでゴールになったと報じた。

スポニチ 2018年7月3日 17:24
https://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2018/07/03/kiji/20180703s00002014299000c.html
画像:後半3分に先制ゴールを決めた原口(撮影・小海途 良幹)
https://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2018/07/02/jpeg/20180703s00002014099000p_view.jpg


「日本の賭け報われる」英BBC報道は肯定的に

<ワールドカップ(W杯)ロシア大会:日本2−3ベルギー>◇決勝トーナメント1回戦◇2日(日本時間3日)◇ロストフナドヌー

 英BBC放送はサッカーのワールドカップ(W杯)ロシア大会で、2日のベルギー戦に敗れ惜しくもベスト8入りを逃した日本の戦いぶりを肯定的に報じた。
ハリルホジッチ監督解任劇や物議を醸したポーランド戦の時間稼ぎがありながらも「日本の大きな賭けは報われたようだ」と総括した。

 ベルギー戦では、一時2点リードし「日本が準々決勝に進むアジアで三つ目の国になるように見えた」と振り返った。ただ「日本がゴール枠内に放ったシュートはわずか4本」で、終了直前にゴールを決められ「勝機は消えた」と伝えた。

 クリンスマン前ドイツ代表監督は「日本は最後の2分間、前のめりになり後方が空いていた」と指摘し「(試合開始から)94分になると、選手は疲れ、延長戦のことを考える。そういうときにミスは起きる」と語った。

日刊スポーツ 2018年7月3日11時59分
https://www.nikkansports.com/soccer/russia2018/news/201807030000494.html

>>2-5あたりに、関連スレ)