サッカーW杯ロシア大会で決勝トーナメントに進出した日本代表。西野朗監督の地元、さいたま市のレストラン「ティナラウンジ」には、決勝進出をかけた28日夜のポーランド戦を応援しようと、大勢のファンが押し寄せた。(竹之内秀介、川上響)

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 試合後半に1点を失うと、店内からは悲鳴が上がった。だが、「たった1点」「まだまだこれから」と声援を送った。決勝トーナメント進出が濃厚になった日本代表が最終盤、パス回しに終始すると、警告数や退場数から算出するフェアプレーポイントで日本代表がセネガル代表を上回っていることを念頭に「これでいいんだ」「勝てばいいんだ、勝てば」と、西野監督の苦渋の決断を支持する声が相次いだ。

 試合後、決勝トーナメント進出が確定すると、ファンは喜びを一気に爆発させたが、「個人的には勝ちを狙ってほしかった…」と悔しそうなファンも。

 一方、ポーランド出身のリバツカ・ミヤクラ・アグニエシカさんは「故郷のチームが勝てたのはうれしい」と笑顔をみせつつも「日本代表の決勝進出、おめでとう」とエールを送った。

 上田清司知事は29日、「短い準備期間でチームを作り上げた西野監督率いる日本代表チームの活躍は、県民に大きな感動を与えた」とコメントした。

 一方、原口元気選手の地元、熊谷市は1次リーグ3試合のパブリックビューイング(PV)を市役所で実施。ポーランド戦には約90人が応援に駆け付けた。市役所では7月3日午前3時キックオフの決勝トーナメント初戦のベルギー戦でもPVを実施する。

 県も埼玉スタジアム2002(さいたま市)でPVを行う。事前申し込み制。詳細は公式HP(http://stadium2002.com/)。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180629-00000092-san-l11