西野監督が信頼を寄せる新司令塔
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ロシア・ワールドカップ(W杯)開幕前は下馬評が低かった日本だが、グループHを2位通過して2大会ぶり3度目の決勝トーナメント進出を決めた。

その立役者としてMF柴崎岳が、脚光を浴びている。スペインメディア「Capital Deporte」は、グループリーグ全試合で先発した日本の新司令塔に賛辞を贈った

 日本は、警告や一発退場を数値化した「フェアプレーポイント」に救われた。現地時間28日に行われたグループリーグ最終戦でポーランドに0-1で敗れ、勝ち点などでセネガルと並んだ。だが、警告2枚の2ポイント差で16強に進出した。その試合で、西野朗監督は主力6人を入れ替えたが、日本の7番は不動の司令塔として開始からピッチに立ち続けた。

 柴崎は、今大会が開幕するまで定位置を確保できていなかったが、指揮官の信頼を勝ち取ってグループリーグ全試合に出場。鋭い縦パスや、サイドチェンジで対戦相手を翻弄し、献身的な守備でもチームを助けた。

 記事では、ポーランド戦を「日本の今大会最悪の試合」としながらも、柴崎の活躍を称える言葉が並んだ。

「ヘタフェのプレーヤーは、先発が確約されていないなかでロシアを訪れていた。しかし、本大会が始まると、彼自身の地位を確固たるものとしただけではなく、日本のベストプレーヤーの一人を担うまでに至った。ボール奪取のインテンシティーと、パスの精密さ、攻守のバランスに供給、いまやガクは日本のエンジンルームの総指揮官となった」

 今大会の柴崎の活躍は、FIFA公式サイトに取り上げられるなど、ここにきてその評価が高まっている。指揮官が「新たなチャレンジ」と呼ぶ、初の8強進出を成し遂げるには、この司令塔の活躍が不可欠になってきた。

フットボールZONE 6/29(金) 19:24
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