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スポニチアネックス

 テレビ朝日の国民的アニメ「クレヨンしんちゃん」(金曜後7・30)の主人公・野原しんのすけの声を1992年4月13日の番組スタートから26年間にわたり演じてきた声優の矢島晶子(年齢非公表)が29日の放送をもって降板した。出演は通算1047回を数え、卒業した。

 矢島の最後の出演回は「野原家プリンウォーズだゾ」「防衛隊の会議だゾ」。

 降板は今月1日に発表。矢島から「しんのすけの声を保ち続けることが難しくなった」などと局側へ申し出があった。矢島は同局を通じて「キャラクターの声を作る作業に意識が集中し、役としての自然な表現ができにくくなってしまったため」と降板の理由を説明。今後も声優として活動を続けることを明かし「また別の機会に他のキャラクターで私の演技を受け取っていただけましたら幸いです」とした。

 後任の2代目しんちゃんは声優の小林由美子が務めることが14日に発表。同局を通じて「このような大役を仰せつかり、光栄とともに責任の重さを痛感する毎日です」と心境。第1話から見直して勉強を重ねているといい「この凡人ではとても思いつかないしんちゃん像を作り上げた矢島さんに改めて畏怖と尊敬の念でいっぱいです」と初代への思いを言葉にした。初登場は7月6日。