https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180629-00043110-sdigestw-socc

【6月28日・ヴォルゴグラード|グループH 日本 0-1 ポーランド】

 引き分け以上でグループ突破が決められる一戦で、日本は立ち上がりから前線か
のプレッシングで、エースのロベルト・レバンドフスキに繋ごうとするポーランドのビルド
アップを封じる。一方の攻撃では、先発に抜擢された宇佐美貴史、武藤嘉紀の素早い攻撃で果敢に敵ゴールを脅かした。

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 その後、前半をスコアレスで折り返した試合は、今大会2連敗で、何とか勝どきを上げ
うとするポーランドが均衡を破る。59分、ラファル・クルザワが供給したFKに、ヤン・ベドナレクが合わせてネットを揺らした。

 時間の経過とともに0-1での決着が濃厚となるなか、同時キックオフの試合で、コロンビ
アが1-0でセネガルをリード。その結果、日本はこのままでいけば、警告カードの枚数による
「フェアプレーポイント」で2位になれるため、試合終盤はリスクを冒さずに自陣でのボール回しを徹底した。

 結局、2試合のスコアに動きはなくタイムアップ。西野ジャパンは他力本願ながら、2010
年南アフリカ大会以来となる決勝トーナメントへ駒を進めた。

 この試合に対し、ライブ中継していた英公共放送『BBC』は「茶番だ」と綴って、珍しいレギ
ュレーションによるグループ突破にコメントを寄せた

「この手のレギュレーションで、グループの雌雄を決するのは狂っている。FIFAの決めたル
ールは明らかに恥ずかしい。おかげで試合は、世界的な茶番となった。ただでさえ、見どこ
ろが少なかったのに、さらに退屈なものとなった。W杯という舞台なのだから、もっと良い決定方法があるはずだ」

 何はともあれ、次なるステージへ駒を進めた日本。2大会ぶりの決勝トーナメントは一発
勝負となるため、これまで以上に気を引き締めて臨む必要がありそうだ。