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「SNSでの侮辱やめて」、ネイマール父が息子へのサポート呼びかける
2018年6月25日 16:28　
発信地：リオデジャネイロ/ブラジル

【6月25日 AFP】サッカーブラジル代表としてW杯ロシア大会（2018 World Cup）に臨んでいるものの、ネット上でプレーの出来への批判が集中しているネイマール（Neymar da Silva Santos Junior）について、息子への中傷はやめてほしいと父親がファンに訴えている。

　ネイマールの父親は、国内ウェブサイトのGloboesporte.comにメッセージを掲載し、「みんな、SNSでは冷静になってくれ。誰かを侮辱するのはやめよう。ジュニーニョ（ネイマール）を応援したいなら、前向きな方法で頼む」と呼びかけた。そして侮辱は息子を「汚す」だけだから、「信頼や祈りのような正しい武器」を使ってほしいとサポーターに求めた。

　世界最高額の男というだけでなく、タレントぞろいのブラジル代表の中心とほめそやされるネイマールだが、数か月前に足を骨折してからほぼぶっつけ本番で臨んでいる今大会では、独りよがりなプレーやわざとらしいアクションに批判が集まっている。

　土壇場の2得点で格下のコスタリカからなんとか勝利を収めた22日の試合でも、得点を決めたネイマールが試合後に泣き崩れると、インターネット上には皮肉めいたツイッター（Twitter）のつぶやきや、ちょっとした接触でもすぐに倒れがちなところをやゆする画像などがあふれた。中には、チームのプレーのテンポを落としがちなネイマールは、他の選手の邪魔だから外すべきだという声もあった。

　それでもブラジル代表を率いるチッチ（Adenor Leonardo Bacchi aka Tite）監督は、ネイマールほどの並外れた才能の持ち主なら、大会が進む中で調子を上げていくはずだと話している。ブラジルは27日にセルビアと対戦する。(c)AFP