サッカーのワールドカップ(W杯)1次リーグ第2戦「日本・セネガル戦」が行われた24日、イタリアではハッシュタグ「#GiapponeSenegal」がツイッターのトレンド1位に躍り出るという“快挙”が発生した。

 出場国でもなく、同時刻にF1フランスGPが開催されていながら、これを抑えたのはまれ。ファンは一様に日本のパフォーマンスに驚きの反応を見せた。乾の同点ゴールをアシストした元インテルの長友については「長友は何をした!?」「頭を染めて強くなった」との反応があり、また柴崎には「もしマロッタGMがピャニッチを売るというのなら後釜に彼を」との声が。そしてバーを叩いた後半19分の乾のシュートには「2006年W杯準決勝ドイツ戦でのデル・ピエーロのゴールを思い出すよ」といった、イタリアならではの反応もあった。

 また、中継を担当した民放テレビ局メディアセットでは、コメンテーターを務める元イタリア代表監督のアリゴ・サッキ氏が「ドローは妥当。お互いが戦術的駆け引きなしに攻め合ったオープンな試合」と評した上で「日本はリードを2度奪われながら、後半はセネガル以上のことをしていた。献身性と強い気持ち、そして能力を発揮していた」と日本を称えた。

 ガゼッタ・デロ・スポルトは電子版で「日本2−2セネガル、本田は沈まない。ドローはショー」と賞賛した。記事の中では「両方ともにまだ決着は付いていない」としつつ「日本は戦前の予想を覆しつつある。それに対してセネガルは、ポテンシャルの高さは示しながら強豪として振る舞えなかった」と試合をレポートした。そして、原口と川島のミスで失点をし「選手の上背が高くてパワーもあり、しかも戦術的にも整ったセネガルがこのまま押すかと思われたが、その後に少しずつ日本は勢いを戻した。長友がサイドをカバーするだけではなくて前にも積極的に走り、39分にはミドルパスを足下にうまく収め、これでDF2人を振り切って乾にパスし同点とした」と活躍をレポート。そして再びセネガルが点を奪った後「乾の素晴らしいグラウンダーのパスで、途中交代の本田が決めて同点とした」と伝えた。

6/25(月) 12:04配信
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