#MeTooでセクハラ行為を告発された男性は、訴えをどう受け止めたのでしょうか。俳優の知乃さんの告発を受けた演出家の市原幹也さんが「セクハラをなくすことに少しでもつながれば」と取材に応じました。知乃さんの見解もあわせてご紹介します。

市原幹也さん「想像力の欠如が根幹に」

 昨年12月、僕の生活は一変しました。知乃さんが、僕から3年前にセクハラを受けたとツイッターで投稿してからです。

 彼女の投稿が目に飛び込んできたとき、手に汗がにじみ、鼓動が早くなりました。途端に「変態」「死ね」とのコメントが、ツイッターやメールに押し寄せました。

 彼女に好意を寄せたが拒まれた、そんな記憶はありました。まずは率直に謝りたいと思い、ウェブ上で反省と謝罪のコメントを出しましたが厳しい批判にさらされました。横浜市関連の仕事をしていたため、市役所や、直接関係のない市の関連施設にも批判の電話が及んだそうです。

 信じてもらえないかもしれませんが、僕自身はセクハラを憎む側の人間だと思っていました。役者だったかつての恋人から「配役につけてもらうために演出家と寝なければならない」と告げられ、一緒に泣いたことをありありと覚えています。なのになぜ人を傷つけてしまったのか、教訓を伝え、今後のセクハラを減らすことに役立てればと思い、取材を受けることにしました。

全文はソースで
https://www.asahi.com/sp/articles/ASL675JYBL67PTFC01M.html