終盤まで痛烈批評「なにをそんなに慌てているんだ!」

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ドイツ、アルゼンチン、コロンビアと強豪が軒並み苦戦を強いられるなか、王国ブラジルもその餌食となる寸前だった。グループEのアウトサイダーと見られていたコスタリカを相手に後半アディショナルタイムまで0−0。絶体絶命の窮地を救ったのは、2戦連続ゴールのフィリッペ・コウチーニョだった。そしてさらにそこから英雄ネイマールが……。終わってみれば2−0の劇的勝利だ。
 
 ブラジル最大手のメディア『Globo』はスポーツサイトでコスタリカ戦を速報レポート。第1戦のスイス戦(1−1)と同様に攻めども攻めどもゴールを奪えないセレソンにイライラを募らせつつ、最終盤まで手厳しい論調を展開した。
 
「決して攻撃のリズムは悪くなかったが、クロスを送っても中央と合わず、最後の局面で連携と精度を欠いている。なにをそんなに慌てているのか! ネイマールは激しいマークに冷静さを失ない、ガブリエウ・ジェズスもボールが足下に収まらない。

後半はキックオフ直後から再三チャンスを掴むなどより前がかりになったが、今度はレアル・マドリーの守護神(ケイラー・ナバス)が敢然と立ちはだかった。セルビアはコスタリカに1−0で勝ったのだから、2点差は付けたかった。

だが最終的に彼らは、引き分けてしまったのだ。確かにナバスとコスタリカの守備は素晴らしかったが、ブラジルは全体的にシュートが酷かったし、攻撃に迫力がなさすぎる!」

 75分過ぎ、一度はネイマールに与えられたPKがVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)によって取り消された場面では、「いったいなにが起こった!?」と困惑。「主審はペナルティースポットを指さしたが……。こんなことが起こり得るのか」と冷静に受け止めた。
 
 しかし、後半アディショナルタイムに王国が起死回生の一撃を見舞うのだ。ロングボールをドグラス・コスタが折り返し、G・ジェズスが落とす。そこに猛然と後方から走り込んだコウチーニョがナバスの牙城を破ったのだ。さらに意気消沈するコスタリカを尻目にネイマールが加点。しっかり“2点差”を付けて勝利したのだ。

つづく

サッカーダイジェスト6/22(金) 23:14
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