アルゼンチン代表の敗戦を受け、元同国代表のパブロ・サバレタは、リオネル・メッシが代表引退する可能性があると語った。

21日に行われたワールドカップのグループD第2戦でアルゼンチン代表はクロアチア代表と対戦。0-0で迎えた53分に守護神ウィリー・カバジェロのキックミスから失点すると、その後ルカ・モドリッチ、メッシのバルセロナのチームメイトであるイヴァン・ラキティッチに得点を許し、0-3で痛恨の敗戦を喫した。

思わぬ大敗を喫したアルゼンチン代表の試合後に、サバレタはイギリス『BBC』で「リオネル・メッシのことを申し訳なく思う。これが彼にとってアルゼンチン代表として何かを勝ち取る最後のチャンスだったからだ。この大会後に彼が代表からの引退を発表しても驚きはない」とエースの代表引退を示唆した。

「今、アルゼンチン国内は怒り狂っているだろう。我々は代表の選手たちに多くのことを期待していた。ブラジル大会では優勝に近づき、その後のコパ・アメリカでは2年連続で涙をのんだ。アルゼンチンの人々はワールドカップ優勝に飢えているから、この現実を受け止められないでいるだろう」

また、クロアチア代表戦について「このようなパフォーマンスは今まで見たことがない。スピリッツが欠け、見るに堪えない内容だった。ウィリー・カバジェロのミスの後から、選手たちは精神的に困難に陥ってしまった」と最初のゴールが試合の行方を決めてしまったと話した。

その他にも、ニコラス・オタメンディやマルコス・ロホを名指しして「マンチェスター・シティやマンチェスター・ユナイテッドではしないようなミスが続いていた」と痛烈に批判した。

アイスランド対ナイジェリア戦の結果次第ではグループリーグ敗退が決定するアルゼンチン代表は、26日にグループリーグ最終戦でナイジェリア代表と対戦する。サバレタの考え通りになれば、これがメッシにとってアルゼンチン代表としての最終戦になるかもしれない。

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