8月3日にシリーズ最新作『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』が公開されることを記念して、前作『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』がテレビ朝日で7月29日に
地上波初放送されることが決まった。

 トム・クルーズ扮するイーサン・ハントと彼をサポートするおなじみのIMFメンバーが、これまでにない危機的状況でシリーズ史上最凶のシンジケートと対決する本作。

 第4作目『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』では、爆弾テロ犯の濡れ衣を着せられながらも核によるテロをギリギリのところで防いだイーサンらIMFチームだったが、
その強引とも言える手法が問題となりIMFはCIA長官によって解散。メンバーもCIAの管理下に置かれてしまう。今やCIAから追われる身となったイーサンをあざ笑うかのように、謎のシンジケートは
世界各地でテロを着実に実行。イーサンは密かに仲間たちと連絡を取りつつ、シンジケート壊滅へのミッションを遂行しようとした。

 『ゴースト・プロトコル』で世界一の高さを誇るドバイの超高層ビル、ブルジュ・ハリファの壁を登るなど度肝を抜くアクションシーンを披露したクルーズだが、『ローグ・ネイション』ではそれをさらに
上回るアクションシーンを連発。飛び立つA400軍用機の外に捕まるシーンはデジタルではなく実際に行われており、水面下のトーラス(円環)に飛び込み水中でのミッションに挑むシーンもクルーズが
自らスタントをこなしている。さらにカーチェイスやシリーズ第2弾『M:I-2』の名シーンを彷彿とさせるバイクによるスピード感あふれるチェイスシーンも大きなみどころだ。

 出演はクルーズのほか、ブラント役のジェレミー・レナー、ベンジー役のサイモン・ペッグが引き続きイーサンのサポート役として登場。今回はかつての仲間ルーサー役のヴィング・レイムスも復活する。
そして、謎のシンジケートに属しながらもなぜかイーサンを助ける“謎の女”イルサを演じるのは、『グレイテスト・ショーマン』のレベッカ・ファーガソン。さらに謎のシンジケートを率いるレーン役の
ショーン・ハリスが、イーサンとは対照的な悪を魅力的に演じた。

 彼のかすれた声がその冷酷さを浮き彫りにするが、吹き替えを担当した中尾隆聖も抑えめの声でみごとにレーンのクールな部分を表現。イーサンの声を担当する森川智之とのやりとりは日本語版の魅力である。

 作品ごとに異なるミッションに取り組んできたイーサンらIMFメンバーだが、シリーズ第4弾、第5弾は縦軸で繋がっており、今作の登場人物の多数が最新作『フォールアウト』に再登場。
今作を観ることで最新作『フォールアウト』もさらに面白さが増すはずだ。

リアルサウンド
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