【カザン(ロシア)大島祥平】サッカーW杯ロシア大会1次リーグH組の日本は20日、第2戦のセネガル戦(24日)に向けてベースキャンプ地のカザンに戻って練習した。

 初戦のコロンビア戦に先発したメンバーと足を打撲した本田(パチューカ)は回復のため室内調整。ピッチで練習したのは控えだった選手たちだが雰囲気は明るく、「次は俺たちが」という活気に満ちている。西野監督は総力戦でメンバーを固定しないチーム作りを進めており、選手全員の士気が高い。

 この日の練習は雨に見舞われたが、コロンビア戦に途中出場した岡崎(レスター)、山口(セ大阪)や出番のなかった選手たちが精力的に汗を流した。

 攻撃の組み立てからのシュート練習の後、ミニゲームを実施すると激しい当たりでボールを奪い合った。コロンビア戦はベンチで見守った槙野(浦和)は「チームが勝つために自分に何ができるかちゃんと考えて、やるべきことを整理してやるよう努めた」。次戦に向けては「素直に喜ぶことも大事だが、次は俺の番だということも思ってやることは必要」と意気込む。

 試合に出場しなかった選手たちの練習強度を上げるため、19歳以下(U19)日本代表の選手たちがカザン入りしており、試合形式での練習相手も務める予定だ。

 セネガルを分析した内容も踏まえ、どういう戦術を選ぶかによって、主力、控えの区別なく選手全員にチャンスはある。コロンビア戦では短時間の出場だった山口は「試合を終わらせる役割だった。きのうの試合はもう終わったこと」とセネガル戦に集中している。

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