00013倍理論 ★
2018/06/19(火) 20:48:05.37ID:CAP_USER9大会中は国際連盟(FIFA)が各国の練習施設を管理し、ピッチは各会場と同じ状態に整えられる。チームがベースキャンプを張るカザンの練習場は24ミリで、W杯予選ホーム全試合を行った埼玉スタジアムの20ミリより長い。
足下で繊細にボールに触れる選手たちは、わずか4ミリの違いを敏感に感じ取った。かつてブンデスリーガでプレーし、現在はスペインリーグでもまれるMF乾貴士(ベティス)は「ここまでボールが止まるピッチはない」。中盤でパスを操るMF大島僚太(川崎)も「ボールが止まりやすい印象。真っ直ぐ転がらず、波打って進むこともある」と口にした。
ドリブラーの乾は、10足近く持参したスパイクをピッチの状況に応じて使い分け、対策を練る。一方、「あまり気にしても仕方ない」と司令塔の大島。ときにアバウトに前線へとボールを蹴り込み、攻撃陣を走らせて好機を生む考えも示す。
2人のMFに共通するのは、ボール奪取の狙い目だ。相手の不用意なバックパスがスピードを失ったときが奪いどころとにらむ。「前からのプレッシャーは僕の良さ。(前所属の)エイバルでもやってきた」と、乾が攻撃の意識を口にすれば、「バックパスが止まるところを相手は見ているかもしれない」と、大島は守備でのリスクマネジメントを訴える。
チームは18日、コロンビア戦が行われるモルドビア・アリーナ(サランスク)で公式練習を行った。今年オープンしたばかりで、オレンジの座席が並ぶ会場で汗を流したDF吉田麻也(サウサンプトン)が語った印象が頼もしかった。
「(カザンの)練習場よりボールが走っていい。若干ぶれるけど、水がまかれれば心配ない。いいスタジアム」
乾や大島が示した芝への懸念も杞憂(きゆう)に終われば御の字だ。18日は気温25度を上回った決戦の地で、サムライブルーの熱戦が幕を開ける。(鈴木智紘)
http://www.sanspo.com/soccer/news/20180619/jpn18061914350019-n1.html