コロンビア代表MFのハメス・ロドリゲスは19日に行われるロシア・ワールドカップの日本戦に間に合うのだろうか。ドイツ誌『キッカー』では、ハメスの欠場は同国代表にとって「大きな痛手」であると予想されるも、出場した場合、相手の日本にとって4年前ほどの脅威にならない可能性が指摘されている。

前回ブラジル大会のグループステージ最終節で日本はコロンビアに1−4と大敗。ハメスはその試合の後半、2ゴールをアシストすると、90分にはチーム4点目を自らマークし、勝利の立役者となった。コロンビアは2014年W杯でベスト8と同国代表史上最高の成績を残し、ハメスも通算6ゴールを決めて得点王に輝いた。

しかし、今回のW杯でもコロンビアの攻撃の軸と見られる攻撃的MFは、左ふくらはぎに問題を抱え、14日以降のチーム練習を欠席。ホセ・ペケルマン監督も前日会見で「彼については、明日のメディカルチェックを待たなければならない」と語り、エースの出場可能性について慎重な姿勢を覗かせていた。

そんな状況に『キッカー』のコロンビア代表を担当する記者は、「26歳の欠場はコロンビアにとって大きな痛手」と強調。「W杯に向けた南米予選でもこのスーパースターは6ゴールとコロンビアのチームで最多のゴールを決めていた」とも言及し、得点源が不在となった場合はリーベル・プレートでプレーするフアン・キンテロが代役を務めることを予想した。

一方、同誌で日本代表を担当する記者は、日本は「絶対、バイエルン・ミュンヘンのMF(ハメス)とファルカオを止めにいきたい」と分析。モナコに所属するファルカオのケアに関しては「同じくリーグアンでプレーする酒井宏樹(マルセイユ)とGK川島永嗣(メス)が自信を持てるだろう」と特徴を掴めていることがアドバンテージになり得ると述べている。

またハメスに関しては、「彼にとっても(4年前に比べて)より難しくなるだろう。多くの(日本代表)選手たちは彼をブンデスリーガから知るからだ」と綴り、必ずしもブレイクを果たしたブラジルW杯で発揮したパフォーマンスを今回の対戦では再現できない可能性を指摘した。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180619-00000031-goal-socc