日本は19日、ロシア・ワールドカップのグループH初戦でコロンビアと対戦するが、イタリアメディア『スカイスポーツ』が18日、両チームの対戦について特集記事を組んだ。


■攻撃的コロンビアとベールに包まれる日本

開幕2カ月前のヴァイッド・ハリルホジッチ監督の電撃解任を経て、西野朗監督率いる日本はまもなくW杯で初戦を迎える。イタリアメディアは、「(ホセ)ペケルマンは通常通りの攻撃的な布陣で挑む一方、ニシノの日本はすべてがベールに包まれている」と報じている。

日本とコロンビアは、前回の2014年ブラジル大会でもグループリーグ第3節で激突。1-4で敗れた日本は1勝も挙げることができず、2敗1分の成績で敗退し、大会を後にした。ただロシアW杯では、「異なる要素」が加わる。両チームの対戦が、第一戦目であるという点だ。

コロンビアがロシア入りする前に行った親善試合は、1日にイタリアで行われたエジプト戦の一試合のみで、それも0-0のスコアレスドローに終わっている。「ペケルマン率いるチームは常に超攻撃的なサッカーをし続けていたが、このスコアはめずらしい」と不安要素が指摘されている。

さらに南米予選においても、最終節でペルーと引き分けて辛くもW杯出場を決めたが、大陸間プレーオフへと回るリスクもあった。日本との初戦で、本来の実力を出し切ることができるのかが注目される。

一方、日本についても、「W杯へ向けた親善試合は順風満帆とは言えなかった」と指摘する。控え組で挑んだパラグアイ戦(4-2)では勝利を挙げたが、ガーナ戦(0-2)、スイス戦(0-2)で敗北を喫している。ただアジア予選において、「文句のないほどに優位を示し、重要な成長を遂げていることを見せつけた」と分析。

コロンビア、ポーランド、セネガルと同居するグループHについて、「サプライズが起こりやすいグループだ。過去三度の対戦(0勝2敗1分)でコロンビアを倒したことはないが、アジアのチームは真のダークホースになりえる」と主張している。コロンビアヘの四度目の挑戦の行方は見逃せない。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180619-00000024-goal-socc