00013倍理論 ★
2018/06/17(日) 14:53:11.99ID:CAP_USER9攻撃では、パラグアイ戦は4得点を挙げたが(FKからの相手オウンゴール含む)、ペナルティーエリア内への進入回数が7回しかなく、他の試合より少なかった。特徴的なのは、うち5回がドリブルでの進入だった点。乾、武藤、香川らドリブルでの突破力がある選手の起用が反映された。
また、相手のバイタルエリア(最終ラインとMFの間の守備領域)へ進入した回数は3試合ともほぼ同数だったが、このエリア内でのプレーの成功率はガーナ戦の78%に対し、スイス戦は31%、パラグアイ戦は33%と低かった。鈴木さんは「無難なプレーではなくゴール方向を狙った結果として成功率が落ちた可能性もあるが、このエリアでプレーの精度をもう少し上げられればチャンスを作りやすくなる」と見る。
シュートを打ったプレーに限って見ると、攻撃開始(ボールの獲得)からシュートまで要した平均時間は試合を重ねるごとに徐々に減少し、パラグアイ戦は15・33秒。ハリルホジッチ監督体制の3月のベルギー遠征(マリ戦17・11秒、ウクライナ戦24・43秒)よりも短くなった。西野監督は「タイミングを計った上で、縦に速い攻撃を実行できれば」と、ボールをコントロールしながらの速攻を掲げている。相手の守備の堅さにも影響されるとはいえ、目指す方向が体現されつつあると見ることもできそうだ。
守備の面を見ると、パラグアイ戦では相手にペナルティーエリアに入られた回数は9回でスイス戦と変わらなかったが、その中で打たれたシュートの本数が大幅に減少。また、相手にバイタルエリアに進入される回数も非常に少なく、日本の守備組織の中まで相手が入らないように守れていた。
それでもパラグアイ戦は2失点した。鈴木さんは「中央部分でピンチを未然に防ぐ守備ができていたが、少ないチャンスを決められているのが悔やまれる」と指摘する。
今年に入って5戦連続で先制を許し、4戦連続で2点以上を相手に許している日本代表。相手がさらに強くなるW杯では、さらなる改善が必要になる。【大島祥平】
https://mainichi.jp/articles/20180617/k00/00m/050/058000c