映画『アイ・アム・レジェンド』や『ハンガー・ゲーム』シリーズのフランシス・ローレンス監督が、米プロレスラーのハルク・ホーガンことテリー・ボレア(本名)と Gawker Media の訴訟を描いた映画でメガホンを取ることが決定したと The Hollywood Reporter などが報じた。

 同作は、作家ライアン・ホリデイの著書を映画『マネー・ショート 華麗なる大逆転』の脚本家チャールズ・ランドルフが脚色する作品。Gawker Media の創立者ニック・デントンをはじめ、ホーガン、ピーター・ティール(PayPalの創業者。訴訟でホーガンに資金援助をしていた人物)などのキャラクターが登場する予定だ。

 同訴訟は自身のセックステープをめぐる報道について、ボレア(ホーガン)が Gawker Media や編集者、ジャーナリストを訴えていたもの。一審のフロリダ州中部地区連邦地裁ではボレアの主張を認め、Gawker Media 側に合計1億4,000万ドル(約154億円、1ドル110円計算)の賠償を命じたが、Gawker Media は破産申請し、資産である他のサイトも米Univisionに売却。最終的に Gawker Media が3,100万ドル(約34億1,000万円)を支払い、該当記事を削除することで和解となった。(細木信宏/Nobuhiro Hosoki)


2018年6月16日 22時41分
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