「日本で最も危険な選手は?」と問うと、ラドムスキ記者は即答した

ポーランドのスポーツ紙『Przeglad Sportowy』のヤクブ・ラドムスキ記者は、グループHの勢力図をこう予想する。もっとも力があるのはコロンビアで、日本についてはポーランドやセネガルよりも戦力的に劣る、と。
 
 日本の代表チームにもっとも関心を持ったのは、中田英寿や川口能活がプレーしていた時代。当時に比べると、今の日本代表は魅力さが失われているという。3月のマリ戦やウクライナ戦を観戦した際には、「あまりにアイデアがないところに正直驚いたし、単純に弱さに驚いた」。
 
 ラドムスキ記者はこう言葉を継ぐ。
 
「(日本代表には)優秀な選手が多い。香川、岡崎も過去は良かった。でも、今は彼らもピークとは言えない。もちろん本田は素晴らしい選手で、過去のワールドカップではゴールもアシストもしている。そこがピークだったのかなと。メキシコでプレーしていたのも偶然ではない。やっぱりメキシコ・リーグはセリエAやブンデスリーガよりも劣る。そこで得点しているからといって、今が彼の全盛期とは思わない」
 日本代表は以前より弱体化しており、その象徴が本田ということだろうか。
 
 では、「日本で最も危険な選手は誰なのか」。そうラドムスキ記者に問うと、「モストデンジャラス?」と言ったあと、「カガワ」と即答した。
 
「ドルトムントのサッカーが個人的に好きで、クロップ監督の下でレバンドフスキや香川がプレーしていたチームは当時のバルサよりも魅力的だった。なかでも、香川のプレーは最高だったね」

取材・文:白鳥和洋(サッカーダイジェスト編集部)

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