米国のミスコンテスト「ミス・アメリカ(Miss America)」の主催団体は5日、水着とイブニングガウンでの審査を廃止し、今後は出場者を容姿で審査しない方針を示した。

ミス・アメリカ機構(Miss America Organization)の理事長を務め、自身も元ミス・アメリカであるグレッチェン・カールソン(Gretchen Carlson)氏はABCテレビの番組「グッド・モーニング・アメリカ(Good Morning America)」で、今年9月に開かれる2019年大会での変更点について説明。

カールソン氏は「私たちはもはや美人コンテストではなく、(単なる)コンテストだ」とし、「出場者を今後、外見で判断しない」と述べ、全米50州からの出場者が審査されるのは「社会に影響をもたらす取り組みについて語る内容」だと語った。

カールソン氏は1989年大会で優勝した後、FOXニュース(Fox News)でキャスターを務めた。
セクハラ告発運動「#MeToo(私も)」の推進者で、2年前にはFOXニュースの最高経営責任者(CEO)だったロジャー・エイルズ(Roger Ailes)氏からセクハラを受けたとして裁判を起こした。
ミス・アメリカ機構のCEOが性差別的で軽蔑的な発言を理由に辞任したことを受け、今年1月、元ミス・アメリカとして初めて同機構理事長に指名されていた。
【翻訳編集】 AFPBB News

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180606-00000004-jij_afp-int

2010年ミス・アメリカ予備大会で行われた水着審査
http://amd.c.yimg.jp/im_sigguF9lP54I1y.HNgavLTA6VA---x530-y900-q90-exp3h-pril/amd/20180606-00000004-jij_afp-000-4-view.jpg