◆フィギュア、ルール大幅改正へ 4回転に制限案も

フィギュアスケートの新シーズンに向け、大幅なルール変更が予定されている。
ジャンプ偏重の傾向に歯止めをかけ、演技全体のバランスを重視しようとするものだ。
4日からスペイン・セビリアで開かれている国際スケート連盟(ISU)総会で決定する。

5月16日にISUが発表した議題によると、ジャンプの質の高さを求めるため、出来栄え点(GOE)がマイナス3〜プラス3の7段階からマイナス5〜プラス5の11段階に拡大する案が出ている。
また、フリーで同じ種類の4回転ジャンプを1度に制限する案もある。

ジャンプの基礎点については、引き下がる可能性がある。
特に4回転の引き下げ幅が大きく、例えば、男子選手の多くが跳んでいる4回転トーループは10・3点から9・5点に、平昌(ピョンチャン)五輪銀メダリストの宇野昌磨(トヨタ自動車)が得意とする4回転フリップは12・3点から11・0点に、金メダリストの羽生結弦(ANA)が挑戦を明言している4回転アクセルの基礎点は15・0点から12・5点に下がる案が検討されている。

男子フリーの演技時間については、現在の4分半から女子と同じ4分になることが既に決まっている。
これに伴い、ジャンプの上限も8本から7本に減る。
ただ、要素を詰め込む印象はぬぐえず、選手の負担が必ずしも減るわけではない。

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朝日新聞 2018年6月5日18時55分
https://www.asahi.com/articles/ASL5Y4S7DL5YUTQP022.html?iref=comtop_8_02