赤いへこ(ふんどし)姿で高良山を駆け上がる伝統行事「へこかき祭り」が
1日、久留米市御井町の高良大社と周辺であった。
男衆や子どもたち約110人が1時間かけ、ふもとから高良大社本殿までの約3キロを走った。

 祭りは厄よけや無病息災を願い、約300年前に始まったとされる。
朝5時すぎ、ふもとの味水(うましみず)御井神社境内の湧き水でみそぎをした参加者たちは、
太鼓の音に合わせて「エッサ、ホッサ」と掛け声を上げながら山道を走り、
最後は131段の石段を一気に上って到着した。

 地元の良山中教諭、川波由臣さん(42)は御幣を手に先頭を走った。
「一生に一度の大役を任せてもらい緊張した。無心で走りきることができ、良い1年を過ごせそう」
と笑顔を浮かべていた。

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