アメリカンフットボールの日本大と関西学院大の定期戦(6日、東京)で日大選手が関学大QBに悪質なタックルをして負傷させた問題で、
被害選手の父で大阪市議の奥野康俊さんが30日、関東学生アメフト連盟が出した処分などに対して、自身のフェイスブックを更新してコメントした。

 奥野さんは「関東学連の会見で、一定の区切りがついたと思われます。しっかりと真実を語ってくれた日大のアメフト部員に感謝をいたします」と記し、
「息子はけがも回復し、試合にも復帰できた。関学チームや、ご協力頂いております皆さんに対する影響も含め、もう、収束させたいのが本音です」
と明かした。

 関東学連は29日、反則行為となるタックルは日大の内田正人前監督と井上奨(つとむ)前コーチの指示だったと認定し、2人を除名処分とした。
また、守備を統括する立場だった森琢コーチを資格剝奪(はくだつ)、タックルした選手と、チームとしての日大を今年度の公式試合の
出場資格停止処分とすることを決めた。ただ、選手、チームへの処分は今後、反省文の提出や再発防止策の策定、抜本的な改革などを条件に、
年度内でも理事会の承認を経て解除される。(大西史恭)

朝日新聞社

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180530-00000032-asahi-spo