5月29日 12時01分アメフト危険行為

日本大学アメリカンフットボール部の選手が重大な反則行為をした問題で、事実関係を調査してきた関東学生連盟の規律委員会は、29日夕方から開かれる臨時理事会に提案する処分案について、日大の内田正人前監督と井上奨前コーチを最も重い「除名」とする案で最終調整していることがわかりました。

今月6日に行われた日大と関西学院大学の定期戦で、日大の選手が無防備な状態だった相手選手に後ろからタックルする重大な反則行為をして全治3週間のけがを負わせました。

試合を主催した関東学生連盟は規律委員会を設置し「反則行為を指示された」とする日大の選手だけでなく、「意図的に指示はしていない」とする内田前監督などから直接、聞き取りをして事実関係の調査を進めてきました。

関係者によりますと、規律委員会が日大の内田前監督と井上前コーチについては「除名」とする案で最終調整していることがわかりました。

規定によりますと処分は重い順に「除名」、「資格の剥奪」、「団体活動の一時的または無期限停止」などの8種類です。

「除名」は最も重い処分のため、理事会での決定のあと、社員総会の承認が必要となります。

規律委員会ではこのほか、反則行為をした選手や日大アメリカンフットボール部なども処分の対象にする方針で、前監督の除名を軸とする処分案を29日夕方から開かれる臨時理事会に提案することにしています。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180529/k10011456761000.html?utm_int=news-new_contents_list-items_001