5/29(火) 6:06配信
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 体操男子の12年ロンドン、16年リオ五輪で個人総合を連覇した18年世界選手権(10〜11月・カタール)代表の内村航平(29)=リンガーハット=が28日、都内で練習を公開。6月30日〜7月1日に行われる全日本種目別選手権(高崎アリーナ)の鉄棒でH難度の大技「ブレトシュナイダー」に初挑戦する意向を示した。持ち技の「コールマン(コバチ1回ひねり)」をさらに1回ひねる大技。鉄棒が得意な内村でさえ「やっている最中に(つかむバー)が見えない。怖い」と言うが「鉄棒が得意なら、絶対やらなきゃって使命感があった」とプライドをのぞかせた。

 東京五輪で団体、個人総合、種目別鉄棒での金メダル獲得を見据える。ブレトシュナイダーを投入すると「(最大で難易度が)7・2の構成もある」と佐藤寛朗コーチ。リオ五輪種目別鉄棒金のハンブッヘン(ドイツ)はDスコア(難易度)が7・3だった。20日のNHK杯で10連覇を達成して代表入りしてから1週間休養。「調子が悪い日も成功できたら使える。何にも考えないでできるようにならないと」。全日本種目別までの1か月間で体に染み込ませる。(小林 玲花)

 ◆ブレトシュナイダー バーを越えながら後方抱え込み2回宙返り懸垂(コバチ)を、2回ひねりながら行う技。14年にドイツのアンドレアス・ブレトシュナイダーが披露し、15年2月にH難度に認定された。17年10月の世界選手権男子鉄棒の種目別決勝では宮地秀享(23)=茗渓ク=が伸身のブレトシュナイダーを成功。17年12月に「ミヤチ」の名でI難度に認定された。