スペイン・サッカー1部リーグのバルセロナを今季限りで退団した同代表MFのアンドレス・イニエスタ選手(34)が24日、J1のヴィッセル神戸に
完全移籍し、都内で行われた記者会見に出席。国内外のメディアが多数集結するなか、多くのフラッシュを浴びて登場すると、プレイヤーとしての意気込み、
そして“日本愛”を語り、終始笑顔で30分間の会見に臨んだ。

 「コンニチハ、イニエスタデス」開口一番、日本語であいさつしたイニエスタ選手。今回の移籍について「自分にとって重要なチャレンジ」と語ると
「このプロジェクトの中でもう一歩前進したいと思っている。Jリーグがアジア全体に広まるように私も力を貸したいと思ってる」と、日本サッカーへの
尽力を誓った。

 移籍に関して「いろんなオファーがありました。私に関心をもってくれた他のクラブにも感謝したい」。神戸を選択した理由を問われると
「提示されたプロジェクトが非常に興味深かった。そして私に対して“人”として信頼を持ってくれた。それが大きかった」と明かした。

 「私のチームメイトの人たちと一緒にプレーすることを心から楽しみにしてます。私の大好きな国です。私も、私の家族も日本の文化に慣れて、
日本で過ごしていきたい」と意欲。報道陣から「日本の好きな部分は?」と質問を受けると「全部です」と白い歯をみせ「日本人もとても好きですし、
一番重要なのは文化に溶け込むこと。皆さんと同じくらい国民の一員になりたい」と話すと、チームを運営する楽天・三木谷浩史会長兼社長と
固い握手を交わし、最大限のパフォーマンスを約束した。

■アンドレス・イニエスタ・ルハン(Andres Iniesta Lujan)
 1984年5月11日、スペイン・アルバセテ生まれ。12歳からバルセロナの下部組織「カンテラ」に所属。
2002年にトップチームデビューし、16年にわたってプレー。2015年からはキャプテンを務め、昨年11月にはクラブ史上初の生涯契約を結ぶ。2010年の
FIFAワールドカップ南アフリカ大会決勝では延長線で決勝点となるゴールを決め、母国を初優勝に導いた。

オリコン
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180524-00000353-oric-ent
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