監督の電撃交代について「W杯で大きな野心を持っている証」と分析
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暦も5月に入り、ロシア・ワールドカップ(W杯)開幕まで1カ月半を切った。世界各国のメディアで様々な展望企画が実施されるなか、サッカー新興国のベトナムメディアもW杯出場国紹介を行っているが、日本について「少なくともベスト8の目標を掲げなければならない」とし、FW本田圭佑(パチューカ)とFW岡崎慎司(レスター)をスター選手に挙げている。

「日本 ワールドカップ2018:サムライブルーは今は異なる」

 このように見出しを打って取り上げたのは、ベトナム紙「Thanh Nienh」だ。

 特集の冒頭では、バヒド・ハリルホジッチ氏から西野朗新監督に交代したことに言及。「これは日本が2018年のW杯で大きな野心を持っている証だ」とし、「日出ずる国のフットボールは次のロシア・ワールドカップで突破口を開くだろう」と展望している。

「日本代表は世界レベルにチームを引き上げることにフォーカスしている。ドイツのブンデスリーガやイングランドなど、多くの選手が海外でプレーしている。日本は海外組を中心に多彩で活力があり、変革も厭わない非常に恐ろしいチームだ」

 記事では、本田や岡崎、MF香川真司(ドルトムント)の“ビッグ3”のほか、キャプテンのMF長谷部誠(フランクフルト)やDF吉田麻也(サウサンプトン)と経験のある「スターキャストがいる」と分析。一方で、FW浅野拓磨(シュツットガルト)、FW武藤嘉紀(マインツ)、FW大迫勇也(ケルン)、FW宇佐美貴史、FW原口元気(ともにデュッセルドルフ)の名前を出して「若い才能を融合させてより強固なチームを形成しなければならない」と課題を挙げた。

「本田はベッカムのようなキックを持っている」

・予想フォーメーション
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チームの“スター”として、岡崎と本田の二名をピックアップ。「オカザキは日本で最も人気のある選手の一人。残念ながらレスターでは2015-16シーズンの奇跡の優勝以来、重要度は落ちているが、代表で111試合50ゴールを記録しているストライカーだ。ホンダはアジアで最高のミッドフィールダーで、イングランドのベッカムのようなキックを持っている。彼の経験は依然として日本に役立っている」。本田については元イングランド代表MFデビッド・ベッカムを引き合いに出して、キック精度の高さを称えている。

「アキラ・ニシノは少なくともベスト8の目標を掲げなければならない」

 記事では、ベスト16の壁を乗り越え、過去最高の目標を掲げるべきだとしている。W杯登録メンバーの提出前に戦える試合は5月30日のガーナ戦のみ。果たして、翌31日に発表予定のメンバー23人にはどんな顔ぶれが名を連ね、どのような戦いを本大会で見せるのか。監督の電撃交代に踏み切った今大会は、海外でも注目を集めているようだ

5/2(水) 8:50配信 フットボールZONE
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