バドミントンの山口茜選手が、日本の選手で初めて女子シングルスの世界ランキングで1位となり、「目標の1つとして掲げていたものなのでうれしい」と喜びのコメントを出しました。

バドミントンの最新の世界ランキングは19日に発表され、山口選手は、1年4か月余りトップを守ってきた台湾の選手を抜き、日本の選手で初めて女子シングルスの1位となりました。

世界ランキングはおよそ1年間の国際大会の成績に応じて与えられるポイントで決まりますが、山口選手は、去年12月に最高峰の国際大会、スーパーシリーズファイナルで初優勝し、ことしに入ってからも、先月、ドイツやイギリスで行われた大会で優勝や準優勝と好成績を残しました。

山口選手は所属先を通じてコメントを出し、「世界1位になることは目標の1つとして掲げていたものなので、達成することができてうれしい気持ちです。この目標があることで頑張れた試合も多かったと思います」と喜びを表しました。

そのうえで、「1位を継続することに挑戦していきたいですが、あまりこだわりすぎず、これまでどおり目の前の1試合を精いっぱい、自分らしく楽しんでいきたいです。まずは、再来年の東京オリンピックの出場権の獲得に向けて、やるべきこと、できることをしっかりやり、バドミントン選手としてより強くなっていきたい」と決意を示しました。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180419/k10011410741000.html