死んだ父は昭和5年生まれで清太と同年
7人兄弟の次男で口べらしに14歳で親元離れて長野から東京に丁稚奉公で出てきて
休めるのは盆と正月の年2日
奉公先の主人や先輩に殴られ、蹴られながら働いて飯は土間で立ったまま
掻き込むように食って仕事に戻っていたらしい
母親曰く、新婚当時の父は栄養失調でガリガリに痩せて風邪ばかりひいていたそうな

そんな中で独立して妻子養って財産遺して逝った父親の事を考えると
やっぱり清太は甘い、と言わざるを得ない