【BBC】「火垂るの墓」 ジブリで最も暗い作品が今も持つ重要性
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http://www.bbc.com/japanese/features-and-analysis-43779881
2018/04/16
ヘザー・チェン記者 BBCニュース
日本アニメ界の巨人スタジオジブリは、「となりのトトロ」など明るい内容の名作で知られるが、同社が30年前に発表した、第2次世界大戦時を舞台にした「火垂るの墓」は、今も強く心に響くメッセージを持っている。
野坂昭如氏による1967年の同名小説を原作とし、今月5日に死去した伝説的なアニメーション監督でスタジオジブリの共同創設者、高畑勲氏が製作したアニメ映画は、第2次世界大戦末期の日本で必死に生き延びようとする、孤児の兄妹の物語だ。
映画の冒頭から結末は予告されている。独りぼっちの少年、清太は三宮駅で餓死する。所持品から清掃員が見つけたのは、ドロップ缶に入った少量の灰と骨のかけらだった。何の変哲もない缶は近くの野原に投げ捨てられ、空に向かった清太の魂は4歳の妹、節子の魂と再開する。
2人をホタルの群れが囲み、物語は始まる。「昭和20年9月21日夜、僕は死んだ」――清太の声による、耳に残るナレーションが入る。
ジブリ作品の一つではあるものの、「火垂るの墓」は一般的な子供向け映画とは全く違う。明るい気持ちにさせるそれまでの作品とは一線を画し、多くの人が観るのをためらうような悲惨な物語だ。しかし、映画評論家で歴史家の故ロジャー・イーバート氏は、「戦争映画として最も偉大な作品の一つ」だと称賛した。
2000年に書かれた批評で、イーバート氏は、「アニメ映画はその最初期から、子供たちや家族のための『漫画』だった。しかし、それらの映画が存在するのは安全地帯に限られ、涙は誘っても悲しみを味わせることはなかった。『火垂るの墓』による感情体験は、アニメに対する考えを変えさせるほど力強い」と述べた。
第2次世界大戦末期に激しさを増した米軍による空襲は、主人公たちが住む神戸も襲う。
戦争に悲劇は付き物だが、この映画が描く物語の力強さには、高畑監督自身の経験がかかわっている。戦争時に少年だった監督は、当時住んでいた岡山市で大規模な空襲に遭った。
細やかな描写と印象派的な効果によって、高畑監督は戦争が人々に与える影響をリアルによみがえらせている。
米国の編集者で、日本のマンガ・アニメ業界を論じた「Japanamerica(ジャパナメリカ)」の著者、ローランド・ケルツ氏は、「火垂るの墓」のワンシーンについて、非常に悲劇的ながら「心が奪われるような美しさ」があると話す。
ケルツ氏は、「漁師の集団が、湾の向こうで炎に包まれた神戸の街を見つめている。空をなめるように炎が上がるなか、漁師たちの後ろ姿が映し出される」と語る。「惨劇の静けさ。誰も動かないが、彼らの衝撃が伝わってくる。まさにシェルショック状態を表したシーンで、恐ろしいと同時にものすごく美しい」
(リンク先に続きあり)
(英語記事 Grave of the Fireflies: The haunting relevance of Studio Ghibli's darkest film)
「何でホタル、すぐ死んでしまうん?」
https://ichef-1.bbci.co.uk/news/410/cpsprodpb/0E20/production/_100761630_10668806_768819113157172_3116238815464200130_o.jpg >>219
そういう話じゃないよ 戦争孤児の話だよ
戦争云々じゃなくて 見て見ぬふりした戦争孤児について >>58
> 現実の清太であるところの野坂少年は
> 立派に成長して良かったと思えば悲しさがやわらぐ
これを聞けば少しはなごむかな
http://www.n icovideo.jp/w atch/sm6471042
【野坂昭如】NOSAKA's Y.W.C.A.【お酒入ってまーす】
※スペース部分つなげてください(もしくはタイトルで検索) 母ちゃんの包帯と蛆虫は子供ながらに怖かったな。トトロとこれは何回みても飽きない 妹が餓死する前に頭下げて戻れば良かったんだよ
そんなに西宮のオバハンが嫌いなのか ホルスで20年ぐらい加速付けて進んじゃった気がする
30年分ぐらいかも
当時の評論家なんか誰も分かってなかったようで笑える 映画『火垂るの墓』で高畑勲監督が伝えたかったこと(アニメージュ1988年5月号から) - 愛・蔵太の気になるメモ(homines id quod volunt credunt)
http://d.hatena.ne.jp/lovelovedog/touch/20070816/hotaru
NNNドキュメント「戦争孤児たちの遺言 地獄を生きた70年」 - 動画 Dailymotion
http://www.dailymotion.com/video/x2ke4dh 30過ぎて結婚もできない独身おじさんが
アニメの14歳に働けと糾弾するスレ >>247
4年そこいらで収束してるのが、これすごいよな、、、 >>15
餓死って書いてったじゃん
>>230
同じじゃんこれ。
骨貰った人は誰なの、何で貰ったの。 >>230
原作だと思うよ その漫画最後のとこ原作と違うし 国も世間もみんなして孤児を厄介者扱いしてたんだからな
そら隆太も飯食わせてくれたヤクザに懐くわ >>233 14歳とはいえ子供で、その金額をどう扱うか、正確に判断できたのかな?
14歳の子供に、100万円渡したら、それで適格に使えると思う?
それから終戦間近(この作品背景の時代)では、法定通貨の紙幣よりも、
米や着物といった現物が、価値をもっていた。
農民も含む庶民も馬鹿ではないので、もうこれは国が滅びそうだなと思ってくると法定通貨を信用しないんだよ。
そんな状況下で、それら全て分かった上で、最も適切に振る舞える14歳なんて、一体どこに居たのだろう。 >>249
冒頭で生徒にこの話をする先生の若いとき
俺この映画見てから
ハッカ味も食べるようになったよ
それまでは缶に戻してたんだけどね
だからじゃないかな結婚できたのは コミュニティから外れて二人だけで生きようとした結果妹を死なせてしまった清太にイラついた事もあったが、14歳の子供なら仕方ない気もするわ
妹いて気が張ってても、親に甘えたい思春期真っ只中で何より世間知らずだろ
こういう場合、感情的にならず大人が辛抱強く待つしかないのかな >>254
朝鮮進駐軍が醜悪で惨たらしいことをしまくっていて人心が荒廃してたからなあ・・・それさえなけりゃ助け合ってただろうに。 >>247
補足
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%A0%90%E9%87%91%E5%B0%81%E9%8E%96#%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AB%E3%81%8A%E3%81%91%E3%82%8B%E9%A0%90%E9%87%91%E5%B0%81%E9%8E%96
日本における預金封鎖
事例
また1946年、第二次世界大戦後のインフレーションの中、
幣原内閣において新円切替が施行されると同時に実施された。
この封鎖は封鎖預金と呼ばれ、第一封鎖預金と第二封鎖預金に分けられ、
引き出しが完全にできなくなるのではなく、預金者による引き出し通貨量の制限や
給与の一部が強制的に預金させられるなど、利用条件が設けられた。
封鎖預金からの新円での引き出し可能な月額は、世帯主で300円、世帯員は1人各100円であった。
1946年の国家公務員大卒初任給が540円であり、
それを元に現在の貨幣価値に換算すると、世帯主が約12万〜15万、世帯員が1人各4万弱まで引き出せる。
学校の授業料は旧円での支払いが認められていたが、生活費には新円を使うこととなった。
最終的に第二封鎖預金は切り捨てられる形となった。 キチガイ右翼は清太を批判するよね
全体主義の犠牲者なのに 最後に清太と節子の魂の前に、現代の神戸の夜景が現れるシーンは
上手い構成だと思った。(原作には無いシーン)
ちなみに「火垂る」と書くのは、「火を垂れる=空襲」のイメージなのと、
映画のポスターには、蛍の光の上に空襲の炎が描かれているのは…
まあ、有名な話しか。 ババアだって旦那を亡くしててきついんだろうよ
戦後の状況下で、思春期真っ盛りの生意気なガキを引き取ってたっぷり愛情注ぐなんて、
よほどの聖人じゃないと無理
大人がガキに手を差し伸べる余裕のない状況になった社会がいかに残酷かを描いた映画 >>263
まあ、わしあっちゃこっちゃでレスしとるけど
さらに、「ひだるい(ひもじい)」もかけてるのかなと思ってる >>1
圧倒的なリアリズムを描ききった近藤さんの作品だよ、これは。
近藤さんがいなければ、こんにちの評価は得られなかったであろう。 西宮のババアを擁護してるやつは人間だと思えない
いくら貧しくてもあんな屑な大人にはならん >>249
このあと、この節子骨入りドロップ缶を埋めて弔う あーーーー、そういや今思い出した!
林与一が戦時中自分が住んでた町に疎開してきてたんだよ
父親が同級生だったらしい
昔、再開番組やってその時、サイン貰った事あったの思い出した
アレどこにいったんだろう 置かしてもらった親類の未亡人はいやみを次々いい放つけれど、あの時代、未亡人のいうことぐらい特に冷酷でもなんでもなかった。
清太はそれを我慢しない。壕に移り住むことを決断して清太はいいます。『ここやったら誰もけえへんし、節子とふたりだけで好きに出来るよ。』
そして無心に”純粋の家庭”を築こうとする。そんなことが可能か、可能でないから清太は節子を死なせてしまう。しかし私たちにそれを批判できるでしょうか。 >>263
過去の悲惨な話、過去の時代と今との間に線引きし、棺を覆いたがるのを、
現在は過去の上にあるんだっていう強烈なメッセージというか 心情的にはべつに現代の青少年たちとだけ類似があるのじゃないと思うんです。
マイホームとか核家族とか、個室やオートバイを子どもに与えるとか、おとなもみんな清太になりたがり、自分の子どもが清太的になることを理解し認めているんじゃないんですか。
社会生活はわずらわしいことばかり、出来るなら気を許せない人づきあいは避けたい、自分だけの世界に閉じこもりたい、それが現代です。
それがある程度可能なんですね。ウォークマン、ステレオ、パソコン、みんなそれを象徴しているような気がします。清太の心情は痛いほどわかるはずだと思います。 兄貴の行動を批判するのは死んで欲しくなかったという気持ちの裏返しだろう >>160
トトロと二本立てでどっちから先に見るか自由だったので
火垂るの墓先に見て打ちのめされてからトトロを見て浄化されて帰る方がダメージが少ないとか
いや火垂るの墓の余韻でトトロの冒頭が純粋に楽しめなくなるのでトトロ先に見た方がいいとか
論争があった気がする 原作は清太遺体も佐久間ドロップの缶もゴミとして扱ってるんだよ >>276
「勝ち組」につきたい弱虫の処世術でしょ でも結局、実のところ、類似というのはこの出発点の心情だけかもしれないんです。清太と節子が生きた時代というのは、隣組とか、愛国婦人会、産業報国会、それにもちろん軍隊、内務班、分列行進歩調とれ! と、ことごとに抑圧的な集団主義がとられていました。
制服はもちろん、登下校も集団で班を作っていく。社会生活の中でも最悪最低の”全体主義”がはびこっていたんです。清太はそういうところから自らを解き放つわけでしょう。
”純粋の家庭”を築く、というのはおそろしく反時代的な行為ですよね。 >>259 >妹いて気が張ってても、親に甘えたい思春期真っ只中で何より世間知
甘えたいと同時に、親に逆らいたくなる真っ盛りなんだよね。
だから亡くなってしまった実母にその理想を投影し、
そして、里親となったオバさんに、その反抗的態度としての対象を全て集約してしまった。
この作品は、主人公の少年の遺骸から、霊が抜け出てきて、それを語るという構成になってるので、
少年の身勝手な解釈が入っているという捉え方も出来なくはない。
そうであっても、これは名作だとは思うけどね。
そういう判断の保留も入って、それでますます深くなるという捉え方も出来ると思っているよ。
こういうのは恐怖映画と一緒で平穏に飽きた奴が見る娯楽なんだよ 現代の青少年が、私たちおとなが、心情的に清太をわかりやすいのは時代の方が逆転したせいなんです。
こっちは時代の流れに乗っているにすぎない。もし再び時代が逆転したとしたら、果して私たちは、いま清太に持てるような心情を保ち続けられるでしょうか。
全体主義に押し流されないで済むのでしょうか。清太になるどころか、未亡人以上に清太を指弾することにはならないでしょうか、ぼくはおそろしい気がします」 米掲示板サイト「レディット」ユーザーのあるファンは、ホタルが象徴するものについて語っている。「ホタルには、主人公たちの街を焼いた焼夷(しょうい)弾と希望と忍耐力を表す二重の意味が込められていて、いつまでも心に残る映画の象徴になっている」。
んなわけあるかいw
ホタルの火が焼夷弾てw
アメ公はアホやな 清太は西宮に来てからは学校行ってない設定だっけ?
中学生でもあの時代は勤労奉仕とかさせられると思うんだけど 多くの日本人はこの手の映画は何度も見せられていてもう見たくないんだよ
でも、こういうのを見たことがない若年層には嫌になるまで見せるべきだと思う >>259
戦争孤児が現実沢山いて沢山死んだという事実からの話。
国も大人も見て見ぬふりして死なせたという事実ネタからのフィクション。 火垂るの墓を明るくしたら隠された真実が明らかに
ttp://netgeek.biz/archives/116731
https://i.imgur.com/JagbzaR.jpg
ホタルは丸い黄色、焼夷弾は細長い赤で描き分けられていることが分かる。
「火垂るの墓」
「この世界の片隅に」
これらの作品は対ではないかな。 大人の心も貧しかった
厄介払いにいじめや奴隷扱いして追い払ったんだな 日本のアニメ知らない外人には驚きなんだろうな
向こうのアニメは子供向けかアートしかないから >>79
どんな平和な時代に生まれても
お前さんは社会に対して不平不満を
抱えて生きていく運命にあるから気にスンナ >>299
ピクサーの映画は子供向けでありながらドラマとして大人の鑑賞にも耐える >>297
男性は犠牲を描き
女性は生き残ることを描くってとこ? >>280
実際に駅前に沢山いた戦争孤児にそう言えるの?
当時そういう子供を見て見ぬふりした国や大人達は?
っていう話 >>285 正確には、焼夷弾に焼かれる民間人である庶民、となるだろうね。
だから焼夷弾そのものをホタルに喩えるのは、確かに間違っているのではと思います。
戦争になったら都会人が地方民に反撃を食らうという話
食料がなかったとか言っているが
あほが儲けるために相場いじっていただけというオチ >>17俺も恐ろしくてガキの頃一回観ただけだわ。また観たいとは思わないよな。 「ホタルの墓」を初めて見た時、
涙でグチャグチャになりながら、感動しながら最後まで見た。
しかし、その時のショックが強すぎたのか、もう、見たいとは思わない。 うちのじいちゃんは戦争については口をつぐんでいたけど
これだけは話してくれた。
修学旅行は戦場だったと。
戦友の首が吹っ飛んだってこと。
鬼畜米英と闘ったってこと。 >>280
> ”純粋の家庭”を築く、というのはおそろしく反時代的な行為ですよね。
それは妹や自分自身の生命よりも崇高なものだろうか? >>89
> だって映画導入部分は、その少年の死体から立ち上がったその霊が、
> 映像物語に導く構成になっているからね。
高畑監督の悪い癖でこだわりが人一倍強いこともあって
火垂るの墓も完成が遅れに遅れたらしい
映画冒頭部分は突貫工事で強引に作ったって聞くから
もしかしたら監督が意図していた演出は別にあったのかもしれないが
でもあの導入シーンのおかげで火垂るの墓が伝説的な映画になったのは間違いない
後世に残る芸術作品には突貫工事で作られたものが少なくないと聞くが
火垂るの墓も間違いなくその一例だろう >>307 単に物資が欠乏してたのだが。
それから田舎の農民は相場をいじるなどでなく、単に隠して
国家に求められた全てを供出はしなかった。
その程度の知恵はあった。しかし相場をいじるような面倒なことはしなかったはず。
国家供出の強制によって、そもそもそんな相場など成り立ってなかったしね。 大人としては清太は間違っている
だが子供としては正しい
子供は大人にならなければならない存在なので、大人になりきれない子供がただそれだけで非難されるのもあながち間違いではないと思う
思うのだが >>266
「野垂れる」と言う言葉もかけている説も…。
>>274
幼い頃、空襲を体験した高畑氏のそんなメッセージが集約されたワンシーンでもあるな。 トトロと同時上映だったけど当時はホタルの方が評価高かったな >>286
昭和に書いたフィクションだから設定が甘いとこ多いと思うよ。
原作は学校に行ってる描写もあったような、そして神戸の空襲が6月で
死ぬのが9月。三ヶ月間のお話 メンタル警察増える一方だな
主人公は一切弱音吐かずいつもニコニコ完璧超人しか許されない時代がくるのか 今空襲を受けているシリアの少年が
いずれこういう作品を作るのかもしれんな 蛍の墓は戦争はどんな手段使っても勝たないと駄目だと教えてくれる
生きる為にはどんな惨めであっても権力者の大人に媚びて餌にありつけ オレ小4のとき授業で見せられて感想文書かせられたな
悲しい話だ >>321
原作者ご存命だったら壇上でたこ殴りにされてるところやで 火垂る = 焼夷弾 ってすげぇなぁ
気にしてなかったわ。 >>313 序盤などで、何度か霊としても登場するが、
あの例のラストシーンで、あの兄妹を現在の神戸の夜景を眺める位置に座らせるためには、
最初の導入部の、霊が立ち上がって案内するという演出は、必然的に要請されたものとなったと言えるかもね。
実際の作画での成立順はどうかは知らないが、あの最初と最後のシーンがあってこそ、生きるという構成になっている。 大人じゃないからという理由で叩かれ不幸を強いられる子供という存在 >>289>>300>>305
>>287
はい余裕の想定通り
バカ釣り爆釣(笑)
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