4月15日岡田斗司夫ゼミ
本当は100倍怖いホタルのはか解説

高畑監督はお涙頂戴で作った訳ではないが、演出意図が伝わっていない

最後は神戸の町並みを見下ろす二人の画で終わっているが
冒頭シーンも現代の駅構内(柱の前に灰皿が一瞬映っている)から始まって自分が死ぬ所に変化している
これは何を意図しているのかと言えば
主人公は煉獄(煉獄)にいて、自分の失敗を繰り返し繰り返し見ているという事らしい

物語自体が二人が死ぬ為の物語で
悲しいとかではなく
結果はどうであれ精一杯生ききった話し

押井守が書いたジブリ解説本で
性と死の物語と言っていたのは

本質は男女の心中物語であるということ
妹は親や妻のような感じ(妹が針仕事しているシーンは、全て兄の妄想シーンあんな事は実際は出来ないから)

妹も兄を縛り付けていたし兄も妹に依存していた共犯関係

サクマドロップをなめてはいるが
妹の骨を入れていた事から
兄弟で骨(ドロップ)を食べていた人喰いカニバリの意味

二人は今も煉獄の中で生き続けている