原作者の野坂氏の実際の戦争体験について知ると見方が変わるな。
戦争で国民が悲惨な目に遭ったこと、たとえ軍人の子どもであっても辛い状況だったことは変わりようのない事実だが。
宮崎駿は当時「軍の偉い人の子どもは餓死することは絶対にないから火垂の墓の話はおかしい」という旨の発言をしたそうだが、
野坂氏の妹は食料不足による衰弱で妹は亡くなったのだからその発言は間違っている。
(しかし当然庶民の子どもはもっと辛い状況だっただろうけど)
また野坂氏の実際の体験を知れば野坂氏は妹を生かすために自分の食べる分を減らすべきだったのかもしれないという正論がつい頭に浮かんでしまうが、飢餓を体験したことのない世代の人間が安易に言えるものではないよな